みなさん、こんにちは。FIREを目指しているブルースと申します。
この記事は、FIRE実現のために役に立つ書籍紹介シリーズ第1弾です。
日本国内における、FIREのパイオニアの1人である穂高唯希さんの著書の書評です。
会社へ入社した初日から早期退職を決意され、30歳という若さで経済的自立をしてFIREを実現した穂高さんの生き方、マインド、FIREまでの具体的な取り組みについて、つまびらかに述べられている。
また投資をコツコツと繰り返しマネーマシンを築き上げることの重要性が分かる一冊。
この本は、こんな人にオススメできます。
- FIREを目指している人
- 何かに挑戦したいがモヤモヤして行動に移せていない人
- 配当金の魅力や、具体的な投資方法を知りたい人
書籍の紹介文
あなたは、FIREを目指して何をしますか?
本書は、限られた時間の中で「人生をどう生きるか」をあなたに問いかけています。
単なる投資のテクニックの話ではなく、個人が生きる上でチャレンジすることの重要性を再確認できる一冊。
一日一日を後悔なく生きることに全力を尽くしている人は、果たしてどれくらいいるでしょうか。
筆者は、留学やグローバル企業でのサラリーマン時代の経験をもとに、多様性を学び、日本特有の画一的な社会に疑問を投げかけます。
短くて儚い1人の人間の人生でできることは限られており、この限りある時間にやりたいことへのチャレンジすることが、人生を後悔なく生きられるかに影響します。
FIREは、世界的なムーブメントになりつつあります。
先進国にはモノが溢れています。
お金やモノが沢山あっても、必ずしも幸せでないことに、人間は気づき始めている。
お金は、どこまでいっても何かを行うための手段にしかすぎません。
「自分がどう生きたいか」を定義づけることが最も大切です。
FIREを達成するうえでは、3つのポイントがあります。
- 支出の最適化
- 生活費の25年分の貯蓄
- 投資で生活費を上回るキャッシュフローを得る
本書では、若くしてさまざまな投資に取り組まれてきた経験から、いかにしてこの3点を積み上げてきたかが、赤裸々に語られています。
文章からは、筆者の知的な部分が感じられるのですが、
会社のことを「豚舎」と言ったり、
「階段は資源」
などの(名言?)ユニークな表現も随所に散りばめられているのも面白いポイントです。
筆者が積み上げてきた軌跡を、ご自身の人生のエッセンスに取り入れてはいかがでしょうか。

【要約】注目ポイント10点を抜粋
「こんな清々しい気持ちになったのはいつぶりだろうか。世界が美しい。今後は1日をどう過ごすかを自分で決めるのだ。決して豚舎がきめるのではなく」
旧来の画一的な価値観が急速に多様化してきている現代日本において、「サラリーマンを定年まで勤め上げて、年金をもらって生活し、生涯を終える」という従来一般的であった生涯モデルは、過渡期に差し掛かっていると思います。会社(給料)や国(年金)に自分の人生や経済的な生涯設計を委ねる生き方は、もう通用しなくなってきているのです。
何時に起き、何時にどこに行き、何時まで何をし、何時に帰り、そもそもどこに済むのか。これらを全て自分で決めたかった。
サラリーマンの仮面をかぶっていれば、自由な時間と引き換えに、給与が毎月1回、豚舎を経由して振り込まれます。「退職するなんてもったいない」と言われたこともありましたし、私もそう思っていた時期がありました。しかし健康寿命や筋肉量の残り時間と天秤にかけると、30歳を迎える頃には「もったいない」とは全く思わなくなりました。
「明日は給料日。収入の8割をせっせと株式買付に回す単純作業。そうして配当収入の綺麗な右肩上がりのグラフが描かれていく。いかに若年期に投下資本を蓄積できるか、もうそれに尽きるんやで」
幼い頃は、ワクワクするような夢や目標があったはず
株式投資の期間が長いほど、「運用で得た収益を再び投資することで、収益が収益を生んで膨らんでいく」という複利効果が高まることに加え、元本割れのリスクが下がり、リターンがプラスに収れんしていく傾向があります。
「節約」? いいえ、「支出の最適化」です。
階段は資源
資産形成、そしてお金というのは、あくまで目的ではなく手段であって、それ以上でも以下でもないということです。
行動に移すべきポイント3つ
3つのポイントが重要です。
- 自分の時間を大切にし、挑戦を続け、人生を後悔のないように生きる。
- 目指す生活に合わせて、支出を最適化する。
- 金融リテラシーを高めることで、マネーマシンを大きくし続ける。
まとめ
投資の経験が浅い方でも読みやすいです。
ストイックな著者の姿は、読んで驚くことでしょう。
現状に疑問を感じながらモヤモヤして過ごしている方に見ていただきたい一冊。
読んで一歩を踏み出してみよう!
この記事が、あなたのFIRE達成のサポートになればうれしいです。
これからも一緒に頑張っていきましょう。それではまた。
書籍情報
【書籍名】本気でFIRE をめざす人のための資産形成入門
【著者名】穂高唯希
【発行所】株式会社 実務教育出版
【発行日】2020年7月10日