皆さん、こんにちは。ブルースです。(ブルースTwitter)
アリはいつ遊ぶことができるのだろう?
今回紹介する「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール 」のテーマです。
老後のために60歳になるまでに1億円貯めよう
お金が貯まるまでは贅沢なんてしないぞ!
本書は、そんな風にお金だけを貯めこんでいく人生に疑問を投げかけています。
FIREを目指している方にこそ、ぜひ読んで欲しい一冊です。
ハッとさせられることが多い一冊だ!
経済的自立を目指すFIRE。
- Financial (金銭的な、経済的な)
- Independence (独立、自立)
- Retire (引退、退職)
- Early (早期の、早めの)
FIREムーブメントにより
- 支出を抑えて
- 生活費の25年分を貯蓄し
- 投資により得られる利益で
- 投資利益>生活費を実現する
このFIREの実現を目指す若者が増えています。
FIREを実現するには、若い内から倹約に努めて、できるだけ早くに金融市場にお金を投下していくことが必要です。
しかし、本書では若いうちにこそお金を使う意義があることを説くとともに、体験にお金を払うことで幸福な人生を過ごすことができることを伝えています。
一見、FIREを否定的にみているのかとも取れますが、そうではなく人生を幸福に、充実させて過ごすためのエッセンスが散りばめられている良書です。
お手に取られるきっかけになれば幸いです。
FIREを目指す人にこそ読んでほしい一冊だ!!!
書籍紹介文
限られた時間のなかで、あなたは命を最大限に燃やしているか
あなたは、「今」やりたいことを先送りしていないでしょうか?
実際に私も
- 今は忙しいからできないな。。。
- お金が沢山貯まったらやろう。。。
など何かにつけて理由を作り、チャレンジしたいこと、興味があったことを先送りにしてきました。
しかし、本書では
「今しかできないことに、惜しみなく金を使え」
そう呼びかけています。
なぜなら、「人の命には限りがあり、それはいつか分からないから」です。
普段生活していて、人生の終わりを意識しながら生活をしている人は少ないと思います。
人生を幸福に過ごせたかは、体験の総量で決まります。
また体験は、若い時に得られるものがもっとも価値が高いです。
旅、登山、ダイビング、スキーは、若い時には楽しめます。
でも老後に同じように楽しめるでしょうか?
美味しい食事やお酒は、若い時が一番楽しめます。
老後に同じ量を飲み食いできるでしょうか?
そう。やりたいことには賞味期限があるのです。
賞味期限が切れた後では、
- 好きだったことも
- やりたかったことも
もう楽しめないかもしれません。
人生を楽しむには、自分が何をすれば幸せになるか知ることが大切です。
人生の目的はどう幸せに生きるかであり、お金の総量を競うゲームではありません。
にも関わらず、そう生きている人が多い。
本当は、
- 家族
- 友人
- 社会
に対して今何ができるかを考え取り組んでいくことこそが大切です。
でも目を背けていませんか?
あなたの本当に大切なものは何だろうか?
金、健康、時間のバランス
人生を豊かにするには、
- お金
- 健康
- 時間
のバランスを年齢に応じてとる必要があります。
- 若年期→お金はないが健康と時間がある。
- 中年期→お金と健康はあるが時間がない
- 老後→時間とお金はあるが健康がない。
本来このようになりがちですが、取り組み方によっては年齢に応じてこのバランスを整えることができます。
そうすることで、人生を豊かにすることができるでしょう。
自分の年齢に応じてバランスを整えよう。
早く挑戦するべきだ
「年を取ると失うものが増える。成功して得られるものも少なくなる」とあります。
たしかに家庭ができて年齢が高くなってからの挑戦にはリスクがあります。
自分だけではなく家族に与える影響も大きいでしょう。
だからこそ、リスクが取れる若い内に挑戦をしようと記されています。
私も同感で、私自身が子供3人いてもう大きなリスクは取れません。
だからこそ、小さいリスクは沢山とる。とにかく手を出してみる。
挑戦することで環境が変えられることがあれば積極的にチャレンジすることを心がけています。

【要約】気になるポイント17点を抜粋
死は人を目覚めさせる。死が近づいて初めて、私たちは我に返る。先が長くないと知り、ようやく考え始めるのだ。自分は今までいったい何をしていたのだろう? これ以上、先延ばしをせずに、今すぐ、本当にやりたいこと。大切なことをすべきだ、と。
大切なのは、自分が何をすれば幸せになるかを知り、その経験に惜しまずに金を使うことだ。
つまり、時間と金を最大限に活かすためのカギは、”タイミング”にある。人生の充実度を高めるのは、”そのときどきに相応しい経験”なのだ。時間と金という限りある資源を、いつ、何につかうか?
人生はテレビゲームとは違って、果てしなく高スコアを目指せばいいわけではない。にもかかわらず、そんなふうに生きている人は多い。
節約ばかりしていると、その時にしかできない経験をするチャンスを失う。その結果、世界が必要以上に小さな場所になってしまう。人生は経験の合計だからだ。
「たしかに返済は大変だった。でもあの旅で得た人生経験に比べれば安いものさ。誰も僕からあの体験は奪えない。仮にどんなに大金を積まれても、僕はあの旅の思い出を消そうとは思わない。」
経験からは、その瞬間の喜びだけではなく、後で思い出せる記憶が得られる。
「早い段階」とは「今」のことだ。あなたが望む経験のうち、今日、今月、今年中に投資できるものはないだろうか。腰が重いと感じたら、「今」それをしないことのリスクを考えてみよう。
金を稼ぐことだけに費やした年月は二度と帰ってこない。
莫大な時間を費やして働いても、稼いだ金を全て使わずに死んでしまえば、人生の貴重な時間を無駄に働いて過ごしたことになる。その時間を取り戻すすべはない。
老後のための貯蓄は、ほとんど使わずに終わる。
人生の残り時間によって、今を楽しむことと将来に備えることのバランスを最適化していこう。
金から価値を引き出す能力は年齢とともに低下していく。
私は、バランスの取れた充実した生活を送るために、金で時間を買うことも大切だと考えている。これは特に、ある程度の収入はあるが、時間は足りていない中年期の人たちにとって効果が高い。
私たちは皆、人生のある段階から次の段階へと前進し続ける。ある段階が終わることで小さな死を迎え、次の段階に移る。
人は終わりを意識すると、その時間を最大限に活用しようとする意欲が高まる。
デメリットが極めて小さく(あるいは、失うものが何もなく)メリットが極めて大きい場合、大胆な行動を取らない方がリスクとなる

まとめ:行動に移すべき4点
本書評のまとめは4点です。
- 自分に取っての価値を見極める
- 価値のあるものには「今」お金を使う
- モノではなく、経験や体験にお金を使う
- 後悔しないように「今」挑戦しよう
まずは、自分の人生で幸せを感じることができることは何かを知りましょう。
そしてその「価値あること」には「今」お金を投資して「体験」に変えましょう。
その体験は、記憶、思い出になり、あなたの「今」はもちろん、人生が終わりを迎える時の幸福度を最大限に高めてくれます。
いかがでしたでしょうか。
今回の記事が皆さんのFIRE達成のために、お役に立てたらうれしいです。
これからもFIRE目指して一緒に頑張っていきましょう!!それではまた。
書籍紹介
【書籍名】DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール
【著者名】ビル・パーキンス
【発行所】ダイヤモンド社
【発行日】2020年9月29日
DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール