皆さん、こんにちは。ブルースです。(ブルースTwitter)
セミリタイア目指してるけど、投資を始めるのに参考になる本はない?
株以外にも興味があるんだけど一緒に勉強できる本はないかな??
この記事はそんな方に向けて書いています。
著者のたぱぞう氏は
- 米国株投資
- 不動産投資
- 太陽光発電
- ブログ
- セミナー
と様々なビジネスに取り組んで成果をだされている生粋の「投資家」であり「ビジネスマン」です。
タイトルにある米国株投資のみならず、セミリタイアまでのロードマップや、資産が増えてから取るべき行動まで本書に包み隠さず記されております。
経済的自由をこの手に! 米国株で始める 100万円からのセミリタイア投資術- セミリタイア(FIRE)を目指したい人
- 投資に興味がある人
- 投資の幅を広げたいと考えている人
タイトルに「米国株で始める」とあるように、初心者にむけてとても分かりやすく書かれているため、投資に不慣れな方にもオススメできる一冊です。
これから投資に取り組んでいきたい人はぜひ読んでみてくれ
- Financial (金銭的な、経済的な)
- Independence (独立、自立)
- Retire (引退、退職)
- Early (早期の、早めの)
FIREは、早期に経済的自由を達成して、リタイア、もしくはセミリタイアして自由な人生を生きる。という現代の新しい生き方です。
- 支出を抑えて
- 生活費の25年分を貯蓄し
- 投資により得られる利益で
- 投資利益>生活費を実現する
という要素により成り立ちます。
FIREについてもう少し知りたい方は以下の記事をぜひご覧ください。
セミリタイアはFIRE界隈では「サイドFIRE」といいます。その紹介記事は以下です。
目次
書籍紹介文
では本書の紹介文を述べていきます。
読めばきっとセミリタイアしたくなるぞ!!!
「セミリタイア」であればハードルが下がる
まず多くの人にとって「完全な早期リタイアは難しい」という現実があります。
それどころか定年の年齢も引きあがり、60歳での引退はもう昔の話。65歳への雇用延長や70歳を超えても働くのが普通の世の中です。
その要素として
- 年収は右肩下がり
- 老後2000万円問題
- 減っていく人口
これらがあげられます。
また「普通の暮らし」って結構お金がかかります。
例えば、
- 年間支出400万円
- 資産1億円
- 50歳でリタイア
- 80歳まで生きた
この場合で年金の収入を無視して考えても
400万円×30年=1億2000万円
の累計支出となり、年金があったとしても普通の暮らしも維持できないことが考えられます。
90歳まで長生きしようものならどうなるでしょう?
一般的に1億円の資産を持てば「富裕層」の扱いになります。
それでも年間支出400万円という「普通の暮らし」を30年続けただけでもう貯金は消滅します。
一生懸命1億貯めたのに30年すら持たないの?
そう何もしなければ30年すら危ういのだ
そこで、本書ではセミリタイアを勧められています
- ほどほどのお金で暮らす習慣
- ある程度の資産運用スキル
この2点を掛け合わせてのセミリタイアであれば、莫大な資産がなくても十分可能であると述べられています。
支出のダウンサイジングと資産運用の掛け合わせは
FIREと共通する考え方だ!
投資で人生の選択肢を増やす
投資の目的は老後の資金を増やすということが主流ですが、
たぱぞう氏は、「人生の選択肢を増やすこと」が別の考え方としてあると述べられています。
- 仕事を自分で調整して家族との時間を増やす
- 仕事を休んで独立の準備をする
- 独立起業する
こういったことは、サラリーマンとして組織に属していては、なかなか取り組めません。
でも投資や自分の事業による収入があることで、一歩踏み出せる勇気が貰えます。
複数の収入源があると、安心できて色んなことにチャレンジする気持ちが湧くわ!
資産を形成できる人の振る舞い
資産を形成できる方には共通した振る舞いがあります。
- 倹約に努められること
- 自分が価値を感じられるモノやコトを理解していること
- 引き算の発想をもっていること
たぱぞう氏は、
- 同年代の人が車などを持つことをステイタスにしているなか、給料を全額株に投資したり
- 飲み会に行く前にマクドナルドでお腹を満たしたり(沢山注文して会計が高額になるのを避けるため)
- 無駄なものをもたないように洋服の所持数を制限する
自分にとっての優先順位がハッキリしています。
このことは、ほかのFIRE達成者の方にも共通してみられる部分です。
また整理整頓をすることは、運気を高めるためにも必要であると述べられています。
日常を無駄なくすっきり生きている印象を受けました
「ペーパーアセット」と「ハードアセット」
投資対象には2種類のアセット(資産)があります。
- ペーパーアセット→株や債券など
- ハードアセット→不動産などの実物資産
それぞれの特徴が違います。
- 手軽に投資できる
- 値動きが大きい
- 比較的手軽に売れる
- インカムが安定しやすい(例えば不動産の家賃収入など)
- ペーパーアセットに比べて値動きが穏やか
- 初期投資が大きい
- 売るのが難しい
たぱぞう氏は、
- 資産形成の初期→米国中心の株式投資で資産増強
- セミリタイア前→不動産、太陽光発電によるインカムの強化
このペーパーアセットとハードアセットの組み合わせてでリスク分散を行っています。
この組み合わせで安定したインカムを得ることがセミリタイアを後押しするきっかけになったとのことです。
ハードアセットへの投資は、投資というよりビジネスと考えよう!
自分にあったリタイアの道は何か
印象に残ったのは、たぱぞう氏は、最初からセミリタイアは目指していなかった。という部分です。
セミリタイアを達成する人には2種類あり
- 資産形成、資産運用の先に結果的なセミリタイアがあった人
- セミリタイアを目指して計画的に進めて行く人
たぱぞう氏は前者でのようです。
どちらが良い悪いはないと考えますが、自分にとっての価値や好きをよく理解することが重要です。
ほとんどの方はサラリーマンで組織に属していると思われますが自分に取っての居心地のよい資産形成とリタイアの道を探しましょう。
自分の力で稼ぐことに価値を見出す人の方が、資産運用や副業、起業をしてセミリタイアするのに向いている印象です。
とはいえ、組織に属することに価値観をおく人もいると思います。そういった方は、時間を使っての積み立て投資でコツコツ積み上げていきリタイアを目指すのがよいでしょう。
大事なのは
- 自分の価値観にあっているか
- 好き/得意なことか
どうかだ!

【要約】気になるポイント9つ抜粋
私はセミリタイアについて、「仕事」と「運用」という二本柱で生きていくこと、と考えています。勤務先に人生を委ねるのではなく、自身で仕事をする、投資で資産を増やす。この二本柱で人生を担保していくということが、これからは一般的になっていくと思います。
「もし、この仕事を失ったら・・・・」と思って生きるより、「この仕事を失っても運用という柱がある」と思えた方がずっと自由に、豊かに生きられます。
セミリタイアできるのは「資産額」「セミリタイアしてからの定期的な収入」「セミリタイア後の支出」という3つのバランスが取れる人です。
社会人になりたての若者が背伸びをして高い車を乗り回したり、初任給で両親にプレゼントを買ったりするなか、私は全力で株に投資していたのです。
飲み会に行くときにも、「おなかを空かせて行くとお金がかかるからマクドナルドでハンバーガーを食べてから行こう」と言って、周囲を驚かせたこともありました。
セミリタイアをしたいからキャッシュフローが生み出せる太陽光発電や不動産投資をした、というのは少し違います。株で資産が増え、資産分散が必要なことから太陽光などへの投資を始めた。そこにセミリタイアがついてきた。という流れです。
仕事、いわゆる日常的な仕事には、大きな意味があると思えるものと、あまり意味がないと感じるものがあります。生産性を高めることを重視する人もいれば、組織に順応して決まったことをやり遂げることに価値を見出す人もいるわけです。どちらがいいとか悪いとかではなく、価値観の違いであり、それぞれに役割があるのです。
セミリタイアにおいて重要なのは、今ある資産の多寡や収入の水準ではなく、将来のために資産運用を行い、それを続けていくことです。
将来は誰にも予測できません。そしてこの不確実性が投資の妙味でもあります。投資においては自縄自縛になることなく、投資環境の変化に応じて自らの考えを修正していくことが重要です。
まとめ:読み終わってとるべきアクション
読み終えての私のまとめだ!
株式投資はとにかく早く始めるべき
これまでの株式の歴史からみても株式投資は、早く始めれば始めるほど有利になります。
小額からでもよいのでまずは「始めてみる」これが大切です。
株式投資の始め方は、以下の記事でも詳しく述べています。
高配当株投資については以下から
小さな金額で少しずつでいいんだ。まずは始めてみよう!
常に常識を疑って周りに目を配る
ここ最近では「米国株式が一強」という風潮があり、これは確かにその通りです。
でも未来は誰にもわかりません。
妄信せず、流れが変わったら別の流れにのりにいくということが大切です。
そのためにも
- 投資に慣れておく
- 世の中の動きをみる、情報を仕入れる
- 勉強して理解を深めておく
これを繰り返し、フットワークが軽い状態を保っておきましょう。
投資に絶対はない!よく肝に銘じておこう!!
ハードアセットへの投資はビジネスを学習しながら
資産形成の後半で重要な分散の役割を果たすハードアセットに対する投資は、本書では深いところまでは語られていないと感じました。
株式と違うのは初期投資がほぼ確実に大きくなる投資であるため
- 商売のスキームを理解する
- 経営する力を高める
ということが必要であり、より深い研鑽が必要でしょう。
これは、たぱぞう氏の日々の積み重ねがあって取り組めたことだと思います。
私たちも勉強を重ねていくことが重要ですね。
どの投資も学びながら実践していくことが重要だ!
いかがでしたでしょうか。
今回の記事が皆さんのFIRE達成のために、お役に立てたらうれしいです。
これからもFIRE目指して一緒に頑張っていきましょう!!それではまた。
書籍情報
【書籍名】米国株で始める100万円からのセミリタイア投資術 たぱぞう氏
【著者名】たぱぞう
【発行所】株式会社KADOKAWA
【発行日】2021年6月23日
たぱぞうさんは別の書籍も沢山書かれていますので、以下に紹介しておきます。
経済的自由をこの手に! 米国株で始める 100万円からのセミリタイア投資術