皆さん、こんにちは。ブルースです。(ブルースTwitter)
このシリーズでは、FIREに関する書籍で、私が感銘を受けたものを紹介しています。
今回は、桶井 道(おけいどん)氏による著書
「今日からFIRE 40代からでも遅くない 退職準備&資産形成術」
こちらについて僭越ながら、書評を述べさせていただきます。
FIREの先人である、おけいどん氏の人生から学び取れることが沢山ある良書です。
学ぶ機会を与えて下さった、おけいどん氏に大いなる感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
拙い書評ですが、皆様が手に取られるきっかけになれば幸いです。
今日からFIRE! おけいどん式 40代でも遅くない退職準備&資産形成術- FIREを目指す心構えを学びたい人
- 投資により資産形成をしたい人
- 節約の仕方を学びたい人
目次
書籍紹介文
おけいどん氏は、2020年10月に貯金と投資で築き上げた1億円とともに「FIRE」を達成されました。
おけいどん氏は、FIREは野球やサッカー選手、人気俳優や歌手、上場企業のオーナーでなくとも達成できる。そう語っています。
そう、私のような平凡な一般人でも正しいやり方をコツコツ積み重ねていけば、確実に達成できるよ。そんな風に背中を押してくれる一冊です。
正しいやり方で積みかねれば誰でも達成できる。
それが分かったことで勇気がもらえました。
生き方を考えさせられる一冊
これまでの日本は高度経済成長を経験して、サラリーマンで一生を終えてもそこそこの暮らしが出来たかもしれません。
でも今はどうでしょうか。
- 右肩下がりの給料
- 減っていく人口
- 老後2000万円問題
日本を取り巻く環境は、決して明るいことばかりではないかもしれません。
だからといって、自分の人生を悲観してなにもチャレンジしない、行動しない。これこそが一番のリスクだと考えられます。
幸いなことに、日本はまだ豊かな国に分類できます。
- 社会保障が充実している
- 決して高くないコストで最低限の生活が送れる
- 投資やビジネスを行う環境が整っている
その他の新興国や途上国と比較しても、良い環境は整っています。
したがって、正しく学び、知識をつけ、行動し、1つひとつ積み重ねていけば、誰でもFIREを実現できるチャンスがあることを、ご自身の体験から証明してくれています。
これまでの画一的なサラリーマンで定年を迎えていくだけ。
このやり方に固執する意味はなくなってきている。
お金に関する総合力を鍛える
本書では、人生のゴールは定年ではなく、「経済的自立」であるとしてお金にまつわること、つまり「稼ぐ、貯金、投資」の3つの要素を同時平行で高めていくべきであると述べられています。
ここで大切なのは、
- 3つの要素の内、自分が得意なものを伸ばすこと
- どれか1つでも欠けると早期のFIREは難しい
ということであると理解できます。
- 稼ぐのが得意な人→ビジネスを成功させたり、会社員として給料を伸ばしていく
- 貯金が得意な人→効率よく節約して、生活の新陳代謝を高める
- 投資が得意な人→投資の利回りを最大化させる
自分の強み、得意なことは何か。
それを伸ばしていくことが大切だ!
いかに稼ぐのが得意でも、収入=支出であれば、投資に回すことはできずFIREは達成できません。
いかに貯めるのが得意でも、収入が低ければ余裕資金は生まれません。
土台としてバランスが大切で、その中で突き抜ける部分を磨けると良いということですね。
おけいどん氏は、「投資」と「貯金」にステータスを振り分けられています。
投資は早くから行うのがよい
おけいどん氏は、御父上が経営者であり、若いころから
「給料を貯めて投資に回す、それが当たり前」
という金融教育を受けていました。
これがアドバンテージとなり、社会人の早い段階から投資に取り組むことで資産形成に大きく寄与しているようです。
現在の日本では、不思議なことにお金に関する教育は、学校でも家庭でもほぼ皆無です。
社会にでたら必ずといってお金の問題にぶつかるのに、何故かお金の話には蓋をするような風潮すらあります。
いま経済的自由を考えている人だけではなく、多くの人がお金のことをもっと学ぶべきですね。
私も小さいことから金融教育受けたかったなぁ
「ケチは財を成す」
本書のなかで目を引くのは、おけいどん氏の徹底的な節約ぶりです。
「ムダ遣いがやめられない」という人はFIREに不向きだと言い切っています。
中古品買取店・メルカリ・ブックオフなど徹底的に活用し1円でも多くのお金に変えていく姿には脱帽です。
また無駄な支出についても徹底して切り詰められています。
- スポーツ新聞買わない→スマホニュースで十分
- ペットボトル飲料買わない→水筒持参
こういったことの積み重ねをする持続力がおけいどん氏の強みなのですね。
上記は一例なので、書籍内ではさらにあり、若干狂気じみている(誉め言葉です)ところも感じられますが、
お金のムダ遣いを変えたい方はぜひ参考になるかと。

【要約】注目すべき13点を抜粋
どうですか、FIRE? 夢のような生活ではないですか? しかしいったん持ち上げてからドスンと落とすようで申し訳ありませんが、僕ならまずは疑ってかかります。というのも、僕は「石橋を叩く」だけでなく「石橋を叩いて壊して、新しい鉄橋に造り替えてから渡る」ほど慎重な性格だからです。
「労働して稼ぐ」「節約して貯める」「貯めたお金で投資する」という3つの要素のどれに秀でているかは人それぞれです。できるだけ早くFIREを達成したいなら稼ぐ、貯める、投資する、の3つを同時並行で進めてください。どれか1つでも欠けると早期FIREを達成することが難しくなります。言い換えるなら、「お金に関する総合力」が問われているといえるかもしれません。
適温生活とは、熱くなりすぎず、冷めてもいない、”ほどほどの状態の暮らし”ということです。急がず、慌てず、忙しくせず、詰め込みすぎず、背伸びせず、緊張せず、怒らず、がんばらず、余裕を持ち、丁寧に生きていきたいと思っています。
でも、僕には1つだけ武器がありました。「投資(をしてきたこと)」です。
このまま働いていると、人生の主役は自分ではなく、会社になってしまう。
会社の給料で生活するのも、投資で利益を出してそのお金で生活するのも、お金を使って暮らすという意味では同じ。人生のゴールとして設定すべきなのは「経済的自立」がベストだと僕は確信しています。
退職金で何か記念品を購入してもいいところですが、僕からすれば、在職中から用意周到に準備してきたFIREのステップが1つ前に進んだだけ。記念品や贅沢品は買わず、退職金が振り込まれた当日にすぐ、証券口座に移しました。
日本の年金制度は、もはや石橋のように頑丈とはいえません。どれだけ叩いても壊れない橋、と自身を持って言える「自分年金」を構築することにこれから全力を費やすつもりです。
米国で起こったFIREムーブメントが、これまでの単なるリタイアメントと決定的に違うのは、社会人になった20代早々から、会社員引退の準備やビジョンを構築しておこうと訴えている点です。
「FIRE後は絶対に賃金をもらう形で働いてはいけないわけではない」という当たり前のことに気づきました。お金を稼ぐための労働ではなく、社会と接点を持つための労働もいいなと考えています。
人間って不思議なもので、それだけでは安心できなくなります。5000万円貯まれば7000万円欲しくなるものなのです。そして、7000万円に到達すれば次は1億円欲しくなる・・・
FIRE生活の土台になるもの、それは物欲を捨てることです。
物欲をなくして支出を抑えることは「お金を生み出す基礎代謝」を上げるのです。
読んだら行動するべきポイント
お金に関する総合力を高めよう
- 稼ぐ
- 貯金
- 投資
この3要素をバランスよく育てていくために行動しよう。
稼ぐ
- 職場での給料をあげる→職場で求められる成果を出すために行動する
- 自分のビジネスを持つ→副業や事業を小さい規模でよいので始める
貯める
- 支出の見直しを行う
- 中古品は捨てるのではなく売る
- 欲望に優先順位をつける
支出を抑える手順については、以下の記事でも書いていますのでぜひご覧ください。
投資
- なるべく早く投資を始める
- 小額から試してみる
投資については、いきなり大金を投入するのはリスクがあります。
最近は、小額から始められる証券会社が増えてきています。
LINE証券であれば1株から購入できるので、初心者の方でも気軽に始めることができオススメです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
先にFIREしたおけいどん氏から学び取って、よい形でFIREできるように私たちもしっかり準備していきましょう。
再現性が高く、誰でもチャンスがあるやり方だなぁ読んで感じることができます。
ぜひ手にとってお読みいただけますと幸いです。
今回の記事が皆さんのFIRE達成のために、お役に立てたらうれしいです。
これからもFIRE目指して一緒に頑張っていきましょう!!それではまた。
書籍情報
【書籍名】今日からFIRE 40代からでも遅くない 退職準備&資産形成術
【著者名】桶井 道
【発行所】株式会社 宝島社
【発行日】2021年3月12日(電子書籍配信日)
今日からFIRE! おけいどん式 40代でも遅くない退職準備&資産形成術