皆さん、こんにちは。ブルースです。(ブルースTwitter)
あぁ、サラリーマン辞めたい、、、
そんな風に思っていませんか?この記事はそんな人に向けて書いています。
FIRE界隈でも、特に多い気がします。
でも実は、サラリーマンも良いところは沢山あります。
勢いで、もう嫌だ。サラリーマンなんてヤメヤメ!!
なんてことをして、後々後悔しないよう、メリット/デメリットをしっかり把握しておきたいですね。
- サラリーマンのメリット7選
- デメリットは何?
- 辞めても大丈夫??
目次
- サラリーマンには個人事業では得られないメリット沢山がある
- それでも辞めたい場合は、サラリーマン+副業で準備する
- 準備ができたら会社脱出してもOK!!

サラリーマンのメリット7選
①集団/チームで働く経験を得られる
私が考える1番のメリットはこれです。
同じ目的を持ったビジネス集団の中で働くことでしか経験できないことがあります。
チームワークで大きい事にチャレンジできる
プロジェクトを通じて、自分の専門領域以外の部署の方と一緒に仕事をするなど、社内での意見や合意を得ながら仕事を進めていくことは、会社にいないとなかなか経験できません。
私も何度も経験した。
大変だけど得るものも多いぞ!
上司・部下・同僚とのコミュニケーションにより社会性が磨かれる
- 上司には、直接自分の仕事ぶりを評価してもらい、FBを受けることができる
- 同僚や部下には、リーダーシップを持って接することで仕事を成功に導ける
- 部下に教えることを通じて、自分が成長できる
- 経営者の意見が聞ける
人間関係は、時には大変なこともありますが、良好な関係を築くことができれば、良い経験や自分の成長に繋がります。
ぶつかること、気に入らないことは当然あります。
けれども、そういうことを乗り越えて、身に付く人間力もあります。
こういうのは、フリーランスではなかなか体験できません。
数十人~100人ぐらいの組織の上司やマネージャーの経験は、大きな企業でないと経験しづらい。貴重な体験だ。必ず人間的な成長を実感できる。
②何といっても安定したキャッシュフロー
毎月、まとまった金額が入金される安心感たるや相当のものです。
企業や個人事業は、業績の責任は全て自分です。
収益がなければ、収入も0です。
いま、毎月の給料がいきなりなくなっても大丈夫!
という鋼のメンタルを持つ人は少ないでしょう。
私も子供がいるから、いきなり収入無くなったら不安でたまらない。。。
③社会保険料において優遇される
社会保険とは、健康保険、厚生年金保険、介護保険、雇用保険、労災保険の総称のことですが、主に会社員を対象とした健康保険や厚生年金保険を指すこともあります。
- 雇用保険→雇用の安定や促進のための保障制度。失業手当などがある。
- 医療保険→ケガ・病気・出産・死亡に対する保障制度
- 年金保険→老後の生活、障害、死亡に対する保障制度
- 労災保険→勤務中、通勤中の事故・災害によって生じたケガなどへの保障制度
- 介護保険→高齢化や老化で介護が必要な人に対する保障制度
ここでは、一部の大きなメリットだけ紹介します。
医療保険
- サラリーマン→「健康保険」加入。会社が半分負担してくれている。これには扶養の概念があり、配偶者などの収入が130万円未満であれば保険料がかからない。
- フリーランス→「国民健康保険」に加入。扶養の概念がない。フリーランスの場合、世帯単位で保険に加入するため、配偶者が収入を得ている場合、その分にも保険料がかかる。負担はすべて自分。
- さらに、「傷病手当金」があります。ケガや病気で働くことができなくなった場合に、支払いを受けられます。
これだけでも相当優遇されているな。。。
年金保険
年金保険は、会社員とフリーランスで違いがあります。
- 会社員→「厚生年金」
- フリーランス→「国民年金」
年金は3階建てになっています。
- 1階部分→国民年金。土台部分です。
- 2階部分→厚生年金。国民年金を内包した追加の年金
- 3階部分→追加分。厚生年金基金や確定拠出年金など。
この2階部分の厚生年金は、収入によって支払う金額が違うのですが、この部分を保険料と同様に会社が折半してくれます。
この積み上げにより、将来の受給額に差が付きます。
- 国民年金受給者→約5.5万円
- 厚生年金受給者→約14.7万円
これは相当大きな差だぞ。
※フリーランスにも「国民年金基金」という任意加入で上乗せできる制度がありますが、全て自己負担になります。
これらの保険料は、会社が折半してくれています。
フリーランスになれば全て自己負担です。
④福利厚生が手厚い
会社には様々な福利厚生があります。一覧で以下のようなものです。
- 健康診断
- 育児/介護休暇
- 有給休暇
- 家賃補助
- 食堂・社食
- 勤続褒賞
これらの福利厚生は、当然フリーランスになれば一切の保証がありません。
私の場合、家族4人で2LDKのそれなりに都会の良い家に住んで、家賃40000円程度しか払っていません。普通なら15万円とかしてもおかしくない家ですので相当です。
また。有給休暇ってすごくないですか?
1日休んで給料丸々もらえるって、、、贅沢です。
他にも、資格の取得をサポートするための研修や金額負担を行っている会社もあるぞ
⑤確定申告が不要
自分でビジネスをしていると確定申告が必要です。
これは、かなりめんどくさいです。
会社員ではあれば、年末調整を行えばあとは会社が全て行ってくれます。
- 確定申告=1年間の所得を計算して、正しい税金を確定する作業。
- 所得=収入から経費を引いた、最終的な儲けのこと
自分でできればよいですが、複式簿記の知識が必要ですし、税理士さんに任せると高額です。
フリーランスであれば2月3月は確定申告で忙しい方をよく見ますね。
サラリーマンは、年末調整を行うだけです。
※ただし、一部のサラリーマンは確定申告が必要なケースがあります。
- 給与収入が2.000万円越え
- 配当・不動産などの副業所得が20万円越え
- 2つ以上の会社から給与を受け取っている
- 医療費控除などを受ける場合
- 住宅ローン控除を受ける場合
- その年の途中で退職し、再就職しておらず、年末調整を受けられない場合
⑥ノウハウを学べる
ジョブ型雇用が進んでいく世の中です。
これからは、スキルのある人間が高い給料で雇われていく時代に必ずなります。
サラリーマン時代に、そのジョブのプロになっておけば、同じ業界で食べていくことができます。
ほとんどの会社で「無料」で「教えられながら」スキルを身に付けることができます。
普通なら、「独学」か「スクールに通う」ということですから、大きなメリットでしょう。
プロフェッショナルになれるチャンスがある会社でスキルを身に付けるのコスパ最強です。
反対に、長く勤めていてもスキルが身につかない会社は危険だ!!!
⑦信用が高く、クレジットカードが作れたり、ローンが組みやすい
フリーランスの場合、収入や資産が低いとクレジットカードを作れないことがあります。
サラリーマンであれば、よほど収入が低くない限り申請は通るでしょう。
また、住宅ローンは銀行の審査を通すと思いますが、ローリスクのサラリーマンであれば融資を受けやすいです。
銀行が、35年のフルローンで数千万円もの大金を貸し付けるのは、サラリーマンからならとりっぱぐれる可能性が低いからなんですね。
デメリット
ここでは、深くは記載しませんがデメリットも書いておきます。
合わない相手と働く必要がある
人間関係は、良好であるときはいいですが、努力しても改善できない可能性があります。
こんな時に、サラリーマンだとなかなか自由に言い出すわけにもいかず、そりが合わない相手と働き続けることもあるでしょう。
パワハラ、セクハラ、いじめなどは論外で退場してもらうとして、性格が合わないくらいだと自分で何とかできるわけではないので、我慢せざるを得ないケースも多いかと。。。
時間拘束
昨今、リモートやフレックスタイム制も進んできましたので、改善されている会社も多いですね。
ですが多くの会社は、8時間働くのが通常です。
これに加えて通勤時間がある場合、毎日10時間ほど拘束されることもあるでしょう。
また会社によっては、残業が常態化していることもあります。
副業や自分のビジネスに取り組みたい方には、この時間が一番の弊害になりますね。
長時間労働が起きている場合、「会社の問題」か「自分の問題」か分けて考えよう。
「会社の問題」であれば解決できない可能性が高い。
給料に天井あり
サラリーマンの多くは、給料が大きくは伸びません。
令和に入っても日本人の平均給与は430万円程度であり、中央値に至っては370万円です。
その反面、自分でビジネスをもてば給料は青天井です。
稼ぎを爆発させるには、自分のビジネスを持つことだ!!
サラリーマン辞めたい人は、用意周到に準備しよう!
さまざまなメリットみてきましたが、サラリーマン、決して捨てたもんじゃないですよね。
ただ、いきなり辞めるってなると、不安も大きいし、準備ができてないと失敗して逆戻りなんてことも考えられます。
いくつか自分にあったパターンで考えると良いかと。
- すでに稼ぐスキルや副業が十分育っている人→即辞めもあり
- スキルがない人→今の会社で副業を始めて育てる。起動に乗ったら辞め
- 今の会社がブラックだ。とか副業が難しい人→転職する、嫌な会社で無理しない
辞める場合も、十分に準備してリスクを減らしながら行動できるとよいですね。
また
- 残業代がでない
- 副業が禁止されている
- 人間関係がギスギスしている
- まともな福利厚生がない
など、よくない会社であれば、時間をかけずにさっさと脱出することをオススメします。
こういった会社に時間を浪費することがないようにしたいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私も、今回書いてみてサラリーマンもメリット沢山あるんだなぁと。見直しました。
FIREを目指す方も焦って会社を辞めるのではなく、
- サイドFIREでサラリーマンのメリットを享受しながら
- ビジネスや副業が育ってから
など、安全に準備してからFIREにチャレンジすると良さそうですね。
今回の記事が皆さんのFIRE達成のために、お役に立てたらうれしいです。
これからもFIRE目指して一緒に頑張っていきましょう!!それではまた。