皆さん、こんにちは。ブルースです。(ブルースTwitter)
今回は幸せについて考える記事です。
もうすぐ子供が生まれるけど、男性だから育休取りづらい・・・
ホントは夫に育休取ってほしいのにな・・・
もっと社員に育休取ってもらいたいんだけど上手くいかない・・・
この記事はそんな人(企業)に向けて書いています。
あなたはこれまで育休を取りましたか?
これから子供が産まれたら取ろうと思いますか?
従業員に育休を勧めていますか?
育休を2回取った経験がある私が解説するぞ!
いままでの2人は約1週間ずつ。
もうすぐ3人目が産まれるので、今度は2週間ほど取得を計画中だ!!
最近、日経新聞を読んでいてある企業の「男性の育休取得制度」について書かれていました。
もともと男性が育休を取る「社風」がなかった会社が一ヶ月ほどの育休を制度化する話です。
ここでは詳しくは書きませんが、やはり制度化には紆余曲折あるようで、企業も頑張っているんですね。
その一方、男性にはなかなか育休取得に踏み切れない悩みがあるようですので、それについて所見を述べていきたいと思います。
この記事をみれば以下のことが分かります。
- 育休を取るメリット
- 育児休業制度の仕組み
- どうして男性は育休を取りづらいか
- 育休を取得したい方が取るべき行動
目次
まずは結論から
- 赤ちゃんの時間はホンの一瞬。この瞬間を大切にしよう。
- 企業も環境を整備して推進してくべき
- 育休を取得するには、自分の行動が大切
育休を取る(取ってもらう)メリット
まず育休を取るメリットを考えてみましょう。
取得側と企業側で考えましょう。
育休にはこんなメリットがあるぞ!

取得側のメリット
取得側にはこんなメリットがあります。
- かけがえのない貴重な時間を過ごせる
- 妻との絆を深められる
- 妻のキャリア形成へのモチベーションUP
2度とない貴重な体験
子育てのなかでも、特に生まれて間もない赤ちゃんの時期に休暇をとることで、かけがえのない時間を過ごすことができます。
ワークライフバランスという言葉がありますが、仕事は365日いつでもあります。
でも赤ちゃんが赤ちゃんでいる時間はホンの一瞬だけ。
この時間に多く接することで感じられること、体験できることが沢山あります。
- 沐浴させたり
- ミルク飲ませたり
- 散歩したり
- あやしたり
- か弱い力で指を握られたり
- 一緒にまどろんだり
こんな些細なことでも
「幸せだなぁ」
と感じさせるパワーが、赤ちゃんにはあるぞ
しかも、この一瞬を逃すともう同じ時間は帰ってきません。
本当の意味で1度しかない時間で大変貴重です。
妻との絆を深められる
出産は女性の体力を奪います。(自然分娩でも帝王切開でも)
自然な状態に体が戻るのには数ヶ月かかります。
赤ちゃんも容赦なくママの体力を奪っていきます。
- 数時間おきに泣いたり
- ミルクをうまく飲んでくれなかったり
- 眠いはずなのに寝ないし
- おしっこ、うんちはすぐにします。
こんな感じで、自分の体が大変なので、とてもじゃないけど1人で赤ちゃんのお世話をするのは大変。
眠るのも満足にできてないはず。
私も病院からの退院直後から一緒に育児しましたが、大変でビックリしました。
でも2人で協力して
- お互い休みながら交代でみたり
- 買い物とか日常の家事は私がやったり
- 労いあったり
分担をすることで、大変なことも分かち合うことができて妻も喜んでくれました。
確実に夫婦仲は深まったと思います。
- 妻も負担が減って喜んでくれて
- 子供とも接することができて
いいこと尽くめだ!
キャリア形成へのモチベーションが高まる
いま共働きは、社会のあたりまえになっていますが、もっともっと良くしていくことが必要です。
出産しても正社員やフリーランスで働きたい!!
こういう女性もどんどん増えています。
女性の社会進出が進むことで
- 多様性のある社会になる
- モノ、サービスが女性の目線が加わって活性化する
- 優秀な人材がハイパフォーマンスで生産してくれる
多様性を認める会社もどんどん増えてきています。
みんなが活躍できる社会である方が絶対に良いし、目指していきたいですね。
しかしながら、家事育児が妻側に偏りすぎていたら労働意欲も下がっていくでしょう。
どんな形であれ働くのは素晴らしいこと。
私たち夫婦も共働き正社員で楽しく過ごしているぞ!
企業側のメリット
では、次に企業側にはどんなメリットがあるでしょうか。
- 助成金を受け取れる
- イメージアップ
- 結果的な会社への帰属と貢献
助成金を受け取れる
男性社員を休ませにくい理由として経済的損失があげられますが、助成金で補助を受けることができます。
中小企業と大企業で違いがありますが以下のとおりです。

イメージアップ
ワークライフバランスが重視されるいまの世の中に対応することでイメージUPが狙えます。
福利厚生が充実している会社かどうか入社前にしっかり確認する人は増えています。
優秀な人材を獲得するために男性が育休を取りやすい環境であることをアピールすることは重要でしょう。
取得を認めることで結果的に会社に貢献してもらえる
育休の取得が前提にあれば、職場でさまざまな創意工夫が生まれるでしょう。
- 社員間の連携をスムーズにする
- 1つひとつの業務を効率よく行う
- 雰囲気が変わって良い企業風土が醸成される
育休を取得しようとすれば、必然的に労働時間は少なくなります。
短時間でも成果を出すために効率の良い働きかたに変えていく必要がでてきます。
環境を作れば、人は適応していく
日本の育児・介護休業法の概要
概要
育児・介護休業法の概要は以下です。
男性の育児休業の取得状況と取得促進のための取組についてから抜粋
- 子が1歳に達するまでの育児休業の権利を保障
- 父母ともに育児休業を取得する場合は、子が1歳2か月に達するまでの1年間
- 父親が出産後8週間以内に育児休業を取得した場合、再度の育児休業の取得が可能
そのほかにも
- 子の看護休暇が年に5日貰えたり
- 時間外労働・夜業を(要望すれば)制限できたり
- 短時間勤務を要望できたり
さまざまな制度があります。
休む以外にも働く時間を短くしたり、残業の制限も設けられるぞ
どれくらい取得できているのか
現状、男性はどれくらい育休を取得できているのでしょうか。

令和元年で、男性の取得率はわずか6%。
少ないですが、年々上昇しているのは良い点ですね。
次に男女別でどれくらいの期間取っているかですが、

平成27年なので少々古いデータですが、
- 5日未満→56.9%
- 一ヶ月未満→80%以上
という結果です。
制度上はもっと長期間とれるが、男性は数日取って終わり。というケースが多いのですね。
せっかくの大切な時間
少しくらい長めにゆっくりしてもいいかと。
どうして休みが取りづらいか
なぜ休みが取りづらいかというと。
- 制度はあるが、風土ができていない
- 社内不満(上司/先輩/同僚)が否定的
- 人が不足していて休めない
こんな意見がある
結局、制度だけ先行しても、扱う人間の「価値観」が追い付いていないことが大きな弊害になっています。
- 自分は育休なんて取ってこなかった
- あいつだけ休むなんて不公平だ
- 男が育休なんて、働いてナンボでしょ。
特に年配者が多い職場ではこんな意見が多いようです。古い考えですね。
他にも、その会社の「仕組み」が良くないケースもあります。
- 人がいなくて代わりがたてられない
- あいつがいなきゃ仕事が回らないよ
- 引継ぎできる(能力がある)人がいない
というように人員不足や人に仕事がついている状態を脱却できないから取得させられない。
そんなケースもあるようです。
人に仕事がつく✖
仕事に人がつく◎
改正育児法案が2022秋からスタート
- 産後8週間内に取りやすく、分散取得が可能に
- 休業中でも一定量働ける
- 企業から取得者への確認が義務化
- 申請期限を2週間前に、非正規も取りやすく
- 大企業は男性育休の取得率公表マストに
一気に1ヵ月の取得が難しい背景もあり、分散して取得することが可能に。
また労使合意があれば、育休取得日数の半分を上限に仕事をすることが認められるようになります。
他にも企業側から確認が義務化されるなど、「言い出しにくい・・・」に対する対策もあるようです。
新しい法案で取得が進むといいな!
取得するために取り組むべきこと
円滑に取得をしていくには、企業はもちろんですが、まずは本人のアクションが一番重要です。
- 取得を勧めない企業が悪い!
- 調整するのが大変だから
こんな風に言って行動しない人は結局取得できません。
休みを取りたい人がしっかり意思表示と準備をすることが第一歩だ!
こんなアクションを起こしましょう。
- 事前の相談
- 入念な引継ぎと準備
- 配慮と感謝
事前の相談
まずは、事前に上長や会社のキーとなる部門に相談しましょう。
妊娠から出産までは10ヶ月あります。
早め早めに相談しておくことで、お互いに対策を立てやすくなります。
入念な引継ぎと準備
出産日から逆算して業務を組み立てておき、休んでも問題ない状況を作っておきましょう。
- いつまでに
- 何を
- 誰に
引き継ぐかを明確にしておき、計画的に進めましょう。
配慮と感謝
これが一番重要です。
結局、休むことは誰かの負担になる事実は変わりません。
大切なのは、職場内で良好な人間関係を築いておくことです。
信頼を積み上げておくことが、実は一番重要なのです。
- いつも頑張っているあの人を応援しよう
- いつも助けてくれるから今度は私が助けなきゃ
こんな風に思ってもらえていれば、あなたが育休を取得するのを嫌がる人はいないでしょう。
信頼口座に貯金しておこう
そうなるためにも
- 仕事ではいつも高いパフォーマンスを心がける
- 困っている上司/同僚/部下には手を差し伸べる
- 他の誰かが育休を取りたいときは率先してサポートする
お互いが思いやる気持ちをもって、助け合える環境構築ができるかがカギですね。
GIVEの精神で自分から与えていこう!
そうして信頼を積み上げていこう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回のまとめは以下
育休には3つのメリットがある
- かけがえのない貴重な時間を過ごせる
- 妻との絆を深められる
- 妻のキャリア形成へのモチベーションUP
企業の制度改正も進んでいる。2022年の新制度も要確認。
これから予定がある方は制度をしっかりと理解しておこう!
育休取得には信頼を得ることが大切
- 仕事ではいつも高いパフォーマンスを心がける
- 困っている上司/同僚/部下には手を差し伸べる
- 他の誰かが育休を取りたいときは率先してサポートする
こんな風に環境を自分で作って人生を充実させていきたいですね。
今回の記事が皆さんのFIRE達成のために、お役に立てたらうれしいです。
これからもFIRE目指して一緒に頑張っていきましょう!!それではまた。