皆さん、こんにちは。FIREを目指しているブルースと申します。
今回は、初心者が投資を始めて気になるであろう
- インデックスファンドとアクティブファンドの違い
- 初心者はどちらに投資するべきか
について解説しています。今日も投資の勉強を一緒にしていきましょう。
この記事をみれば以下のことが分かります。
- 投資信託の基本
- インデックスファンド、アクティブファンドについて
- 投資初心者はどちらに投資すべきか
目次
はじめにこの記事の結論です。
- インデックスファンドは、アクティブファンドより勝率が高い
- コストが安くて長期投資に向いている
- 以上の点から、投資経験の浅い方はインデックスファンド一択でよい!!!
もう少し詳しく解説します。

投資信託の基礎知識
インデックスファンドとアクティブファンドの違いを見る前に、投資信託について基本を抑えておきましょう。
投資信託とは
投資信託とは以下のことを指します。
- 自分の代わりに投資を代行してくれるサービス
- 分散投資をして複数の株や債券などに投資ができる
企業の株式や債券などに投資するには、さまざまな知識や企業の業績や財務状況を分析する力が必要です。
ですが、企業のことを調べ、将来性があるか見極めて投資することは時間も知識も必要で、個人が行うにはハードルが高いです。
そこで、ファンドが投資家からお金を集めて
「あなたの代わりに投資します」「だから手数料貰いますね」
という仕組みが投資信託です。

どんなところに投資しているの
商品によってさまざまです。
一例では、以下のような商品があります。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド→全世界の7,000社以上に投資(アメリカに約60% 日本に7% その他の国で33%)
SBI・V・全米株式インデックス・ファンド→米国企業の企業約4,000社に投資
上記であげたのは、株式だけですが、この他にも債券と株式を組み合わせたファンドや、不動産(リート)を組み合わせたものもあり、本当にいろんな商品があります。
指数とは
次に指数という言葉についてです。
投資をしていると、よく指数という言葉を目にすることがあります。
指数とは、何かをベンチマークとしてそれに値動きが近くなるようにした「指標」のことです。
楽天証券のHPでみていただくと分かりやすいです。
ひと言で言うと、「インデックス(指数)」とは、市場のモノサシです。絶えず動いている市場を把握しやすくするため、市場全体あるいは特定の銘柄グループの値動きを、1つの値に計算したものです。またインデックス(指数)に連動するよう作られた金融商品(ETFや投資信託)で投資を行なうことを「インデックス投資」とよびます。
引用:楽天証券HPより
たとえば、日経平均でしたら日本経済新聞が選んでいる225社の株価を平均した数値です。なので日経平均に投資するファンドを選んだ場合、日経平均の株価が上昇すると、その指数に投資しているファンドもほぼ同じように値上がりします。
他にもTOPIXであれば、東証一部に上場している全企業(約3800社)の時価総額を1968年の数字で割った数字です。なので日経平均の225社以外の株価の変動の影響を受けます。
この2つの数字は、どちらも日本の複数企業に投資をしていますが、
225社に投資するのと、3800社に投資するのではやはり値動きが違ってきます。
このように様々な指数があります。
インデックスファンドとは
インデックスファンドの仕組み
上記で指数について説明しましたが、まさにこの指数こそが「インデックス」です。
つまり、指数=インデックスに連動するように作られた投資信託のことをインデックスファンドと呼びます。
その指数に沿った値動きに連動するので、
指数が良ければ値上がりし、悪ければ値下がりすることになります。
良くも悪くも指数(平均)の間に収まるようなイメージで、ブレが少ないことが特徴です。
インデックスファンドのメリット
インデックスファンドのメリットには以下があげられます。
- 値動きが分かりやすい
- 分散効果が高い
- 人の手間が入らないので基本的に運用コストが安い
- 運用成績がアクティブファンドと比較すると良い傾向にある
指数に投資するので、値動きが分かりやすいです。注意点としては、どの指数に投資するかで、あなたの投資のリターンに大きく変わってきます。投資をする際には、どんな指数をベンチマークにしている商品なのかを把握してから投資を行うことを心がけましょう。
次に、分散投資を行っていますので、リスクヘッジが効いています。特に初心者のうちは、自分でリスク分散を考えながら銘柄を選ぶのは大変です。ファンドが代行してくれるメリットはとても大きいです。
投資信託は、ファンドに対して信託報酬などの運用コストを払う必要があるのですが、下記で述べるアクティブファンドと比較すると、抜群に手数料が安いのが魅力です。投資信託は多くの場合、長期投資を前提にして投資をする方がほとんどなので、この運用コストが後々の利益に大きく影響することになることを覚えておきましょう。このコストは、インデックスファンドの中でも商品によって差があります。インデックスファンドなら何でもOK!というわけではなく、保有コストもしっかり比較しておきたいポイントです。
また、インデックスファンドの特徴として、アクティブファンドよりも長い期間では良い成績を収められる確率が高いことが明らかになっています。この点からもリスクが少ないといえるでしょう。
- どの指数をベンチマークしているのか把握しよう
- 過去から成績が良い指数を選ぶのがオススメ
- コストを比較して低いものを選ぶようにしよう
インデックスファンドのデメリット
デメリットとしては2つあります。
- 短期で大きなリターンは狙いにくい
- コストが必要なこと
インデックスファンドは、その性質上、平均に収まるような動きをする傾向があります。そのためいつも数字がブレづらく個別株のような大きなリターンを得ることは難しいでしょう。
またコストについては、比較的安価であるものの、ファンドに依頼している以上、信託報酬が発生することは避けられません。もし、ご自身で企業分析する力があり、投資に割く時間がある方であれば、ご自身でポートフォリオを組めばコストが不要なため、リターンを最大化できます。
アクティブファンドとは
アクティブファンドとは、指数を上回る成果を目指す投資信託です。
投資家から預けられた資金を人間の判断で運用するファンドであり、ファンドマネージャーが銘柄分析や市場の動向で判断して投資を行っています。人間が判断して投資しているため、成績が人の能力に左右されます。優秀なファンドマネージャーが活躍している商品であれば、指数を超える結果がでることもあります。
アクティブファンドのメリット
- 投資成績が市場平均を大きく上回る可能性がある
- 商品の数がインデックスファンドより多い
- 運用者がどんな人か分かる
インデックスファンドの場合は、市場平均を大きく上回ることはありません。しかし、アクティブファンドは市場平均を超えることを目指しているため、大きな利益を得られる可能性があります。
ファンドマネージャーが、さまざまなテーマに合わせて投資する銘柄を選んでいるため、自分の目的にあった商品を選ぶことができます。
アクティブファンドは、どんな方が運用しているか公開しています。その方の考え方や投資方針を得ることができます。ご自身の考えにあったマネージャーのファンドを選ぶこともできるでしょう。
アクティブファンドのデメリット
次にデメリットを確認します。
- 運用コストが高い
- 市場平均を超えられない場合、手数料負けする
- 商品の選択が難しい
- 優秀なファンドマネージャーを見抜くのが難しい
運用に人件費がかかっているので、運用コストが高いことが最大の特徴です。人間が選びますので、必ずしも良い成績がでるとは限りません。運用が上手くいかなければ、手数料負けして利益がない。ということもあり得ます。
多くの商品があることは、メリットである一方でデメリットにもなります。どんな性質を持つ商品なのか、投資される企業の情報はなにか、などある程度投資の知識がないと良し悪しの判断が難しいでしょう。」
同様に、優秀なアクティブファンドマネージャーを見抜くのは難しいです。マネージャーがあなたのお金を預けるのにふさわしい人物かどうか、初心者が判断するのは困難です。
結論インデックスファンドがオススメ
これまでの内容を整理すると、それぞれの違いは以下のようになります。
インデックスファンド | アクティブファンド | |
投資スタイル | 指数に連動 | 指数超えを狙う |
コスト | 安い商品が多い | インデックスより高め |
リターン | 指数の動きによる | マネージャーの能力に左右される |
ここまで、述べてきましたように、インデックスファンドが
- 長期投資に向いており、
- 保有コストが安く
- 良い成績が出やすい
上記のような特徴を持っていることから、初心者の方はインデックスファンドから始めることをオススメします。
とはいえアクティブファンドの中にも、良い成績を出している商品がないわけではないです。
まずはインデックスファンドで投資に慣れていきながら、投資に関する知識を学んでいくと良いでしょう。
慣れてきたら、自身が成長を感じる企業に投資しているファンドを選んでみるのも面白いかもしれません。
まずは実際にやるまえに読書で知識を得てからでもよいかもしれません。
お金は寝かせて増やしなさいまとめ
今回のまとめです。
- 投資信託の仕組みを理解しよう
- インデックスファンドとアクティブファンドの違いを知ろう
- インデックスファンドから投資経験を積んでいこう
いかがでしたでしょうか。
FIREを目指すには、小額からでも良いので投資を始めることは第一歩になります。
投資をするのは、勇気がいりますがこの機会に始めてみてはいかがでしょうか。
投資初心者が始めるべき、つみたてNISAやiDeCoについても以下の記事で解説していますので、よろしければご覧ください。
今回の記事が皆さんのFIRE達成のために、お役に立てたらうれしいです。
これからもFIRE目指して一緒に頑張っていきましょう!!それではまた。