皆さん、こんにちは。ブルースです🦇(ブルースTwitter)
私はFIREするための資産形成としてインデックス投資を行っています。
投資って様々な手法があり、一概に「これが正解だ」とは言えないことが多いです。
色んな投資法があるなかで、それぞれ成果を残している人はいるでしょう。
ただ正解が複数ある一方で、「絶対的な悪手」が存在します。
今回の記事では、7つの悪手について私の所見を述べていきます。
この記事をみれば、
- インデックス投資でやってはいけない7つの悪手
- 対処方はどうすればいいか
この2点がわかるようになります。
結論、7つの悪手は以下となります。
- 窓口で買う
- 分配金(配当金)に釣られる
- 銘柄比較をしない
- 安易な売り、狼狽売り
- 航路を守らない
- よく分からない商品を買う
- 生活防衛資金に手をつける
1つずつ順番に確認しましょう。
投資でやってはいけない7つの悪手
①窓口で買う
窓口で金融商品を買う=給料をお布施していることと同義で絶対に避けたいですね。
窓口で買わない方がよい理由は
- ゴミ商品を売りつけられる
- 手数料が高い商品を売りつけられる
- その後も関係が続く
などなど、得することはまったくありません。
投資信託やETFを購入する際は、手数料(信託報酬)は0.1%~0.5%以下、どんなに高くても1%に収めたいところです。
しかしインデックスファンドでも商品によっては1%~2%、アクティブファンドであれば2~3%取られることもあります。
そのうえ窓口担当者のサービスを受けたことによる手数料まで上乗せされたら、買った瞬間に負けが決まることすらあり得ます。
山崎元さんの書籍でも「絶対に窓口で買うな」と書かれていて、私は投資を始める前にこれを知ることが出来て良かったです。
ネット証券が主流の時代なのに未だに窓口で買うことってあるの?
Twitterとかみてると、なくはないみたいですね。
ネットの使い方が分からない人が窓口に辿り着くのでしょう。
また保険にも同じことが言えます。
保険会社の店舗がショッピングモール内にありますよね。そこで保険の相談をしている人の姿を見かけることはありませんか?
- 親身に相談に乗ってくれる
- 自分にあった商品を紹介してくれる
- 自分で調べるのは面倒くさい
相談にのってくれると、心強く感じたりするかもしれませんが、それは気のせい。
冷たい言い方かもしれませんが、彼らも自分の給料が払われるから相談にのるだけです。
自分と家族のことを真剣に考えられるのは自分以外にいるでしょうか?
自分で考え抜くことが必要だ!
必ずネット証券を利用するようにしましょう。
銘柄選びなど最初は困るかもしれませんが、書籍、ネット、SNS、YouTubeを組み合わせて勉強すれば自分で選べるようになります。
その努力ができなければ投資はしないほうがよいでしょう。
私は以下のネット証券3社を推奨します。(口座開設や維持費はもちろん無料です)
楽天証券 SBI証券記事にも詳細を書いていますのでご覧ください。
こうして検索してブログを読んでいるような方なら大丈夫ですね!

②分配金(配当金)に釣られる
分配金の性質を見極めることが重要です。(これは配当金にも同じことがいえます)
投資信託やETFの中には分配金の高さや頻度を売り文句にする商品がありますが、よく注意しなければいけません。
その理由は、分配金(配当金)の高さで銘柄のボロさを誤魔化していることがあるからです。
分配金には2つ種類があり、「普通分配金」と「元本払戻金」です。
- 普通分配金→個別元本(投資者のファンドの購入価額)を上回る部分からの分配金です。
- 元本払戻金→(特別分配金)個別元本を下回る部分からの分配金です。分配後の投資者の個別元本は、元本払戻金(特別分配金)の額だけ減少します。
普通分配金のようにファンドの購入時の価格から上がった分からもらえればよいのですが、元本払戻金の場合は、値下がりした際にも元本から分配されることがあります。
いわゆる「タコ足配当」というヤツですね。
自分の足を切られて払われるだけなので当然お金は増えてませんが、分配されていることで得していると錯覚しないようにする必要があります。
タコ足配当の性質を持つ投資信託やETFが全て悪いとは言いませんが、吟味が必要なことは確かでしょう。
ファンドごとの「分配金の方針」をよく確認しよう!
- 目論見書をしっかり読む。
- 分配金の性質を理解したうえで投資する。
- よく分からないなら「元本払戻金」の商品への投資は避けておく。
分配金については、野村アセットマネジメントで分かりやすい説明があったので貼っておきます。
③銘柄比較をしない
投資信託やETFはとにかく種類が多いです。「99%がゴミ」とはよく言われますが、選定が非常に重要。
しかも同じような投資先なのに、運用コストが違うというケースもあるのでよく見極めたいです。
一例では以下です。(楽天証券の画面を借りています)

全世界の株式へ投資する投資信託でもこれだけあります(これでも一部です)
例えば以下の2つ
- eMAXIS 全世界株式インデックス
- eMAXIS SLIM 全世界株式(オール・カントリー)
同じような名前。。。
じつはこの商品はSLIMの方があとに設定された商品で、内容はほぼ同じながら手数料は段違いに安くなっています。(オールカントリーは2018年に設定された新商品)
運用会社の間でも手数料競争が激しくなっているので、新商品でコストが削減されていることがあります。
似たようなパフォーマンスだったらコストが安い方を選ぶのが鉄則!
すぐ購入してしまう前に情報を集めて、実際に目論見書で比較してみよう!
他にも指数に対する乖離(トラッキング・エラー)をみることも大切です。以下の記事からご覧ください。
インデックス投資で抑えておきたいベンチマークへのトラッキング・エラーとは?

④安易な売却、狼狽売り
投資の目的が「長期目線の資産形成」であれば、よい銘柄を選んで売却せずに持ち続けることが非常に有効な手段です。
- 暴落の前に売った方がよい
- 一定の利益が出たら売却する
という意見を書籍やSNSなどで目にしたことがありますが悪手です。
- 暴落のタイミングは誰にも分からない
- 売却は税金の影響を受ける
- 売ったは良いが値段が下がらず結局高値で買うことになる
Twitterで参考にさせてもらっている「のっちさん」がこう言ってました。
「暴落と共に生きろ」
しっくりきます。数年に一度くらいは暴落があるし、誰にも読めないから「暴落」なんですよね。
インデックス投資では、暴落をしている時も淡々と買い続けることが重要なのです。
対応策は「暴落と共に生きる」です。
天才でもない限り、暴落を回避することは諦めた方が良さそうです。
私は凡人と分かっているので市場の騒ぎには付き合わない。
⑤航路を守らない
バンガード・グループの創設者であるジョン・C・ボーグルの書籍に「航路を守れ」があります。
インデックス投資の教科書的な本です。(まさに開発者が語っているので)
書籍は、バンガード創設までの歴史や、投資家にむけてのメッセージを述べている一冊です。
タイトルにもあるとおり、決めた航路を守ることが大切です。
コロコロを投資方針を変えたり、銘柄を変えたりと軸足が定まっていない投資は成功しないでしょう。
私の場合は、自分で決めた「インデックス投資でFIREするための8つのマイルール」に従って投資をしています。
人生と一緒ですね!
自分の軸をもっておきたい!
⑥よく分からない商品を買う

どの証券のHPをみても新しい商品の宣伝に力を入れていますよね?
「期間限定」とか「新商品」などの謳い文句に踊らされて「何となく」で投資をすることは失敗に繋がる可能性を高めます。
そして金融商品は複雑化する一方と言われています。
投資信託やETFに限ったことではありませんが、何をして利益を得ているか分からないものに投資するのは避けましょう。
その商品が「どういう仕組みで利益を得ているか説明できる」ということが投資をするうえでの最低条件とするとよいでしょう。
投資の神様であるウォーレン・バフェットも
「自分に理解できないビジネスに投資しない」
ことを鉄則としている。
自分の「理解の輪」の中で投資をするようにしたい!
それでもどうしても購入したい場合もあるでしょう。
その場合は、ポートフォリオの数パーセント(5%以内など)に留めておけば大きな痛手を被ることはありません。
- 事前に銘柄について調べ理解してから買う
- 調査不十分で買う場合は小額にとどめる
- 理解できなければ買わない
⑦生活防衛資金に手をつける
投資をするうえで、絶対に手をつけてはいけないお金を理解しておくことが重要です。
生活防衛資金は3つに分けて考えたいです。
- 月々の生活費
- いざというときのお金
- 少し遠い未来だが確実に使うお金
①の「月々の生活費」は、まさに毎日毎月の生活費です。労働をしている場合は、毎月の給与からのキャッシュフローで賄えていれば問題ないでしょう。
②の「いざというときのお金」は、病気や解雇により収入を得ることが困難になったときのために準備しておくお金です。
一般的には3ヶ月~6ヶ月分のお金と言われていますが、ここは様々な要素で変動します。
- 家族の人数
- 共働きか否か
- 子供の数
このあたりをよく考えて決めたいですね。
とはいえ多くて1年~2年分貯めておけばじゅうぶんでしょう。(2年だとかなり多いかも)
寝かせる金額が大きすぎると投資機会ロスになるので
1年前後で考えるのがよいかも!
③の「少し遠い未来だが確実に使うお金」は、子供の学費などがそれにあたります。
使うのが10年20年後だったとしても「すべて投資で用意する」ことはリスクが大きいと考えられます。
一部は現金、一部はジュニアNISAと分けるなど、リスク資産だけで持たず、バランスよく準備することが必要と言えますね。
以下ジュニアNISAについての記事でも教育費についての考え方に触れています。
【今からでも遅くない?】3人の子供達のためにジュニアNISAを始めます。

まとめ
今回のまとめです。
インデックス投資で避けたい7つの悪手は以下。
- 窓口で買う→手数料を取られるためネット証券を活用。
- 分配金(配当金)に釣られない→どういう性質で分配されているか見極める。
- 銘柄比較をしない→必ず比較を行いお得な商品を選ぶ。
- 安易な売り、狼狽売り→短期的な上下や情報に惑わされない
- 航路を守らない→自分の投資目的、方針を持つ
- よく分からない商品を買う→調べても理解できなければ買わない。
- 生活防衛資金に手をつける→3つの要素で分けて考え絶対に必要なお金は投資しない
しっかり行動すれば、きっと結果に結びつきます!
やってはいけない7つの悪手に注意して、上手に投資と付き合い資産形成していきたいですね!
それではまた!