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株価の下落で毎日お金が減っていく。株ツライ・・・
こんな人のための記事です。
2022年も5月に突入しました。時間が経つのは早いですね。
コロナショックで暴落した株価は、この2年間ずっと回復と成長を続けてきましたが、ここにきて陰りが・・・
- S&P500は年初来で約14%下落
- NASDAQは年初来で約24%下落
と昨年の終わりくらいから投資を始めた方にとっては、非常に苦しい展開になっています。
しかし、あなたが行っているのが「インデックスのつみたて投資」ならば、つみたてを止めずに続けるべきです。
もちろん投資に絶対はないので、続けるも止めるも自分の責任で行う必要はあります。
インデックス投資を魅力について書いた記事はこちらからどうぞ。
【FIREできます!】資産形成にオススメなインデックス投資とは?5つのメリット、デメリットも解説
この記事では投資を続けるべき理由を述べていきます。以下が記事の流れです。
- いま株式市場が不安定に・・・
- つみたてを止めてはいけない理由3つ
- それでも投資が怖い人がとるべき行動
この記事を読むと、粘り強く投資を続けるべき理由がわかります。
目次
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いま株式市場が不安定に
株価の値動きの背景には、さまざまな要因があります。
その時々で色んな世界の情勢や個別の会社の状況で常に上下を繰り返しています。
ここ最近では、以下のようなことが原因としてあげられます。
- 金融引き締め
- サプライチェーンの混乱
- 急速なインフレ
- ウクライナ戦争
どんなことが起きているか、かんたんに見ていきましょう。
金融引き締め
コロナウイルスによって引き起こされたパンデミックで、経済活動がストップしかけてしまいました。
これに対して日本でもアメリカでも、金融緩和を行って対策をしてきました。
政策金利を引き下げたり、市中にお金をばら撒くことで、企業がお金を借りやすくしたり、設備投資しやすくして経済活動が止まらないように政府と中央銀行がサポートしてきました。
ところが、いまはアメリカはこの金融緩和を終了させて、金融引き締めに切り替えています。
これによってこれまでとは逆のことが起こります。金利を上げて、市中のお金を引き上げることをしていくということです。
そうすると企業はお金が借りづらくなってしまいますから、企業業績、経済の伸びが不安視されています。
金利の上昇は、株価に大きな影響を与えると言われています。
サプライチェーンの混乱
つぎにサプライチェーンの混乱です。
サプライチェーンとは=仕入れ→生産→物流→販売→購買の一連の流れのことを指します。
コロナ禍でロックダウン、人材不足などが起こり、モノを作ったり運んだりすることが困難になってしまいました。
私の勤めている会社でも、モノの納期が遅れたりしています。
またニュースでも車や電子機器などが製造できずに通常よりも数ヶ月待たされる。ということを目にしますね。
あなたの生活にも影響がでているはず。
急速なインフレ
そして、市中にお金をばら撒いたこと、モノが入手できなくなったこと、人件費の高騰などが理由に急速にインフレが進みました。
インフレとはお金の価値が減る、つまりモノの値段が上がることです。
米国のCPI(消費者物価指数)は4月には前年同月比8.5%を記録。これは40年ぶりの水準とのことです。
※消費者物価指数とは、衣料や食料品など200項目を指数化したもので、国民の生活水準を示す指標の1つ。
生活は確実に苦しくなっている。。。
ウクライナ戦争
そしてウクライナ戦争も大きな要因の1つでしょう。
とくにロシアとウクライナは小麦や原油の生産国で高いシェアを占めます。
最近ガソリンの値段も上がっていますし、飲食店でも値上げが相次いでいるのは、ここにも原因がありますね。
周りのお店も値上げしていませんか?
つみたて投資を止めてはいけない3つの理由
さて、ここから本題ですが、そんな時でも「インデックス投資つみたて」を止めてはいけない3つの理由を述べます。
主な理由3つは以下です。
- ドルコスト平均法の効果が発揮できないから
- つみたて投資は長期目線が必要だから
- 株価の上昇を取りこぼしてしまうから
解説します!
ドルコスト平均法の効果が発揮できないから
インデックス投資を行っている方の多くは、ドルコスト平均法でつみたてをしています。
ドルコスト平均法とは、下図のように定期的に一定額をつみたてる投資方法です。

上記のように一定額を買い続けることで取得単価の平準ができます。
株価は上下を繰り返しますので、高いこともあれば安いこともありますので、タイミングを計らずに買うということですね。
安いときだけ買えばよくない?
と思うかもしれませんが、安いときだけ株を買うというのは極めて難しい行為です。
株価は何度か上下もありましたが、この2年間上昇を続けてきました。それはもう異常なくらい。
この2年間の上昇相場に乗って株を買ってきたということは、それだけ高値で買ってきたということです。
つまり今後2年間かけて値下がりしていくことも考えられます。
でもそこで買付を止めてしまうと、高値で買っただけで取得単価の平準化は図れず、以下の図のように取得単価が高いままとなってしまいます。

つみたて投資は長期目線が必要だから
つみたて投資は長期目線が必要です。
インデックス投資は「すぐにお金持ちになれる方法」ではありません。
- 年率数%の期待収益を
- 時間をかけてコツコツ獲得し
- 時には暴落に付き合いながら
こんな感じでお金を増やしていく投資方法です。
下図をみてみましょう。投資信託協会のHPで確認することができます。

図は東証1部上場(いまはプライム)の全銘柄の時価総額により加重平均収益率を求めたものです。
標準偏差では、単年では大きなプラスにもマイナスにも触れることがありますが、20年投資をし続けた場合はマイナスになる可能性は0%でした。
1966年~2005年の40年間で東証1部の全銘柄を買い続けただけで「儲かった」という事実を示すデータです。※もちろん未来がどうなるかは誰にも読めませんが。。。
絶対はないが、長期保有をすると高い確率で資産が増やせるのはデータからも事実でしょう。
株価の上昇を取りこぼしてしまうから
3つ目の理由は、「株価の上昇を取りこぼしてしまうから」です。
名著「敗者のゲーム」でこう書かれています。
「稲妻が輝く瞬間に市場に居合わせなければならない」
本書では、1980年~2008年にベスト期間を逃した場合でリターンの比較を行っています。
- S&P500のリターン 11.1%
- ベスト10日を逃した場合 8.6%
- ベスト20日を逃した場合 6.9%
- ベスト30日を逃した場合 5.5%
このように株式市場のリターンは稀にある急激な上昇からもたらされます。
この瞬間に投資を続けているかいないかで、リターンが大きく変わってくるわけですから、市場に居続けることの重要性がわかりますね。
稲妻が輝く瞬間を逃してはいけない!
それでも投資が怖い。そんな人が取るべき3つの行動
株価の下落で毎日お金が減っていく。株ツライ・・・
それでも投資をするのが怖い。という方は以下のことを検討してみましょう。
投資に向き合う怖さを和らげることができるかもしれません。
行うべきことは3点です。
- リスク許容度の見直し
- 投資商品の見直し
- つみたて額の見直し
これを見直せば、怖さが和らぐかも!
リスク許容度の再確認
まずはじめにリスク許容度を再確認してみましょう。
リスク許容度とは=損失をどこまで許容できるかを示すものです。
厄介なのは、人によってリスク許容度の大きさがぜんぜん違う。ということです。
リスク許容度の決定要因として、主に以下のような要素があります。
- 年齢
- 家族構成
- 貯蓄額
- 収入
- 資産
- ライフプラン
- 性格
ほんとうに人によってぜんぜん違う。
まずは自分がリスク許容度を超えていないか現状把握してみましょう。
- 値動きが気になって仕方がない
- 家族に損失を伝えられない(隠している)
- 無くなったら困るお金で投資している
このような感じで、どこに問題があるのか自分で分析してみるのがよいでしょう。
投資商品の見直し
次に投資商品を見直してみましょう。
レバレッジの比率
インデックス投資でもレバレッジ効かせて値動きが激しくなっている商品があります。
例えばQQQ(米国のハイテク銘柄の詰め合わせ)の2倍の値動きをする投資信託の「レバナス」などです。
他にも3倍4倍という過激な商品も多くありますが、実際に保有してみるとかなりの上下があります。
こういった商品を保有しているならレバレッジの比率を下げることを検討するのはありでしょう。
レバナス→QQQにするということですね。
もしくは投資する金額の割合を下げて、その分をレバレッジなしの商品で購入するというのも手です。
レバレッジは上級者むけです。
偏りの見直し
投資先で分散が不十分な場合は値動きが激しくなりがちで、不安を引き起こす原因になります。
株式であれば、しっかりと分散がきいた全世界株がオススメです。
新興国や日本には投資したくない方は米国に投資することになると思いますが、この場合もVTIという米国の株を丸ごと購入する投資信託を選ぶのがよいでしょう。
分散を効かせた方が値動きが安定します!
株と逆相関する商品
そのほかでは、株式と逆相関する「金」を持つこともリスクヘッジになりえます。
保有しているのが株式だけだと、基本的に米国が株安になれば他の国の株も値下がりすることが多いためです。
金は株式とは逆の値動きになることが多いので選択肢の1つとして持っていてもよいでしょう。
ただし、金自体はキャッシュフローを生みませんので、あまり多くの割合にならないようにするのがオススメです。
金は守りに強い!
値動きがマイルドな商品
他には債券を取り入れることも検討してみましょう。
債券には企業の借金である「社債」と国の借金である「国債」があります。
とくに国債は、国という大きな信用元から発行されているため、極めてリスクが小さいという特徴があります。
銀行は破綻することはあっても国が破綻する可能性の方が低いですから、資産防衛としては有効な選択肢になります。
個人向け国債などがあります!
つみたて額の見直し
さいごに、それでも怖い場合は、思い切って投資する額を減らしてみましょう。
例えば月10万円つみたてているなら半分の5万円にする。などです。
投資する金額を下げることで、不安な気持ちが緩和できるかもしれません。
大きくリターンは得られなくなってしまいますが、先にあげたようにインデックス投資で成果をだすには、市場に居続けることが非常に重要です。
無理のない金額で、細く長く投資を続けることがとても大切ですから、思い切って金額を下げるのも手段でしょう。
投資額を調整してみよう!
この場合、税制優遇のあるつみたてNISAやiDeCoはできるだけ活用を続けておきたいものです。
NISAやiDeCoは、投資商品の値上がりもさることながら、利益に対して非課税であることや所得控除ができることで得られるメリットが大きいです。
またつみたてNISAは年間の投資額が40万円と枠が決まっており、これは投資をしなかった場合に翌年以降に繰り延べることはできないことも留意しておきましょう。
こうして投資額を削減したものは、個人向け国債や預金などの「無リスク資産」として貯蓄しておきましょう。
そうすれば、いざ暴落したときの不安も解消できますし、いざという時には安値で買うチャンスに繋がることもあります。
現金や国債で持っておくことにはメリットもある!
まとめ
今回は以上です。
つみたて投資は止めずに続けるべき3つの理由について解説しました。
その理由は
- ドルコスト平均法の効果が発揮できないから
- つみたえて投資は長期目線が必要だから
- 株価の上昇をとりこぼしてしまうから
でした。
インデックスつみたて投資は、長い目でコツコツと取り組むことが必要です。
個人でリスクに対する耐性も違うので、今回の下落相場を自分を俯瞰してよくみることで穏やかな気持ちで投資できているか確認するきっかけにしてみてもよいでしょう。
定期性なリスク管理をして、長く相場にいられるようにしましょうね。
これからも一緒に頑張っていきましょう。
それではまた!