FIREするための投資/倹約

FIREするために抑えておきたい投資/倹約のまとめ。それらの重要性について解説!

皆さん、こんにちは。ブルースです🦇(ブルースTwitter)

早期退職に興味あり

早期退職して自分の好きなことに取り組みたい

FIREしたい

FIREして人生を会社に依存せず生きてみたい

この記事はそんな人のための記事です。

私はFIRE(Financial Independence Retire Ealry)、すなわち経済的な独立と早期退職を目指しています。

FIREについてご存知ない方は、以下の記事からお読みくださるとFIREについて知ることができます。

FIREとは?世界中でムーブメントがおきている新しい生き方

この記事では、

  1. FIREには倹約と投資が必要不可欠な理由
  2. 倹約をするにあたっての流れ
  3. 投資をするための流れ

この3点をまとめたものになります。

仮にFIREを目指していなくても、

  • いま以上に豊かになりたい
  • 老後のためのお金を確保しておきたい
  • このままで良いか不安だ

そんな思いを持たれている方は、ぜひお読みくださると何かの助けになるかもしれません。

私自身も資産形成中の身ではありますが、お読みくださった方の資産形成の一助になれば幸いです。

FIREには倹約と投資が必要不可欠な理由

労働と貯金だけで裕福になれる時代は終わっている

労働と貯金だけでは裕福になれない理由は2つです。

「貯金だけ」はリスク

仮に銀行にお金を預けても利息が0.001%という冗談みたいな数字です。

何ならATMを使った手数料や、1行1,000万円という保証のルールがあり、預けすぎる方がリスクがあるといえます。銀行が潰れるなんてことも普通に起こり得ます。

銀行にお預けている間は、お金は増えもせず減りもせず眠っているようなものですが、実際には世の中はジワジワとインフレをしていく(日本は遅いですが)ので相対的に現金の価値は減価していきます。

ブルース

もはや銀行の役割とは?って感じです。

「労働だけ」では稼ぎにくい

労働は個人でみると年収1,000万円を超える人は高所得者という分類に入るでしょう。

けれどもこの中に入れるのは全体の5%のみ。中央値では430万円台と言われており、これは1990年台をピークに右肩下がりです。そして税金は右肩上がり、一例では消費税も10%になってしまいました。仮に1,000万円稼いでも累進課税や低中所得の場合に受けられる補助金が受け取れなくなるなど、思いのほか手取りが増えないのが現状です。

つまり稼ぐ力は弱まっているのに徴税額は増えていて、日本人は豊かになっていないということです。

では個人個人が努力をしていないか?といえば私は決してそんなことはないと思います。(もちろん努力をしていないのなら問題外ですが)

私の周囲でも努力をしていても思うように収入が上がらない人は大勢います。

こういった事から、「労働と貯金だけ」では豊かになるのは現実として難しくなってきているといえます。

ブルース

労働で稼ぐ力が振り切っている人はいますが、そうではない人も多いですよね。

私も稼ぐ力をもっと高めないといけないと感じています!

「労働と貯金」+「倹約と投資」

ではいま現在、一般的な収入でFIREしたり、豊かに暮らそうと思ったらどうすれば良いのか?

私はこれまでの「労働と貯金」に「倹約と投資」がセットになる必要があると考えています。

  • 労働=本業や副業で稼ぐ力を高める
  • 貯金=すぐに必要なお金、持っておくと安心できる金額だけ銀行へ預ける
  • 倹約=欲望に優先順位をつけて、生活から無駄を削ぎ落す
  • 投資=余ったお金を投資に回して運用する

それぞれの価値観に照らし合わせて、この4つの要素に取り組んでいくことが必要です。

ブルース

4つをバランスよく伸ばそう!

適正なリスクを取ろう

投資というと

  • 危ないんじゃないの?
  • 詐欺にあわないかな?
  • お金が減ることもあるんでしょ?

こんな声が聞こえてきそうですね。

実際に投資界隈には胡散臭い人も沢山いるし、お金を騙し取られる人がいるのは事実でしょう。

なので「適正なリスクを取ること」が大切です。

投資といっても色々あります。

  • 株式投資
  • 債券投資
  • 不動産投資
  • FX

などなどある中で、株式投資は誰でも気軽にチャレンジできて(無理なくすれば)必要以上のリスクを抱えにくい投資だと私は考えています。

一般的に株式投資のリターンは(投資先にもよりますが)平均的な利回りが年5%~7%と言われています。

社債への投資だとその会社の信用度にもよりますが、1%~4%程度。

銀行の預金だと年利0.001%、日本の個人向け国債(10年)だと年利0.1%~0.5%という水準です。

株式の利回りが比較的高いのがわかります。

ここで注意したいのは、株式投資の7%を超える利回りを得られるものは注意が必要。ということです。

ブルース

利回りが高すぎる投資は詐欺の可能性もあるし、必ず何らかの余計なリスクを孕んでいると考えるべき!

株式の長期投資の歴史

また株式投資は、投資ですので短いスパンではマイナスになることも当然あります。

けれども200年間のデータではこうです。

トウシルの記事「1ドルを60万ドルに変えた、資本主義」から引用

ということで「株」の完全勝利です。

不動産も上手にできれば儲かるかもしれませんが、投資というよりはビジネス的な側面が強く、FXは投機性が強いのでマイナスサムゲーム(勝者の裏に多数の敗者がいる)です。

なので私は「株式投資」を最も推奨していて、自分自身も株式投資に取り組んでいます。

倹約まとめ

FIREしたい

投資が大切なのは分かったけどお金がないよ。。。

こんな悩みがでると思います。

単純な式ですが「収入-支出=貯蓄額」です。この差を大きくしていくことがお金持ちになる手段です。

当たり前だよ!と思うかもしれませんが、まずはこの「貯蓄額」を最大化させていく必要があります。

凄い地味ですが、経済的に自由になるための出発点は間違いなく「貯蓄」からです。

大切なポイントは以下にリンクさせたそれぞれの記事でポイントを述べていますが、キーワードを述べるとしたら

  • 足るを知る
  • 欲望に優先順位をつける
  • 収入に見合った生活をする

です。収入の多さに関わらず生活に必要な費用は、その気になればどれだけでも増やすことができます。

  • 高い家賃を払う
  • 良い車に乗る
  • 好きなだけ飲み食いする
  • 際限なく趣味にお金を使う

全部切り捨てるわけにはいかないかもしれませんが、何かを我慢しなければお金が貯まるはずもありません。

まずは自分の価値感としっかり向き合い、優先順位が低いモノを切って捨てていくことから始めましょう。

月に5万円、いや3万円でも良いと思います。まずはこれが第一歩です。

貯蓄率を高めていく

FIREをするのに最も重要な要素は「貯蓄率」です。

貯蓄率=(所得-支出)÷所得 で求めることができます。

その重要性については、以下の記事で詳しく述べています。

収入とか投資の利回りではなく「貯蓄率」です。あくまでもFIREするならこれが最重要指標です。

収入を上げるか支出を抑えることで貯蓄率を高めることができますが、この数字を改善していくことがリタイアまでのスピードを早めます。

固定費を削減しよう

支出の削減で必ず一番最初に取り組むべきなのは「固定費」の削減です。

  • 家賃などの住居費
  • 生命保険などの保険料
  • 携帯電話などの通信費
  • サブスクリプション

これらが固定費にあたります。毎月決まって定額で出ていくお金です。

固定費の削減には良い特徴があります。

それは「固定費を削減しても幸福度が下がらないことが多い」ということです。

例えば通信費。月に1万円弱の携帯料金を払うのも、月に3000円以下の格安シムにするのも得られるサービスの内容にそれほど大きな違いはありません。

自分の支出の見直しを行ってみると毎月定額で財布から出ていくお金が結構あるものです。

その中で払っているお金以上に価値を生み出していないものは、思い切って払うのをやめるか、別の安価なサービスに置き換えても幸福度はまったく落ちません。

私は蓄財を決意してから固定費の見直しを行って、年間で50万円ほどは支出を抑えることができました。

その詳細は以下の記事でまとめています。

変動費を削減しよう

固定費の削減が終わったら「変動費」の見直しを検討しましょう。

  • 食費
  • 服飾費
  • 遊興費
  • 水道光熱費

などが変動費にあたります。

変動費は、「むやみやたらに削減すればいいわけではない」というのがポイントです。

  • 食費を削りすぎれば健康を害する
  • 遊興費を減らしすぎると友人と遊べない
  • 娯楽費を減らしすぎると人生がつまらなくなる

優先順位が大切です。自分にとっての優先順位が明確になっていないと削らない方が良いものまで削ってしまいます。

変動費の減らし方も以下の記事でポイントをまとめています。

家計管理はマネーフォワードMEがオススメ!

固定費と変動費の削減ができたら、月々のお金の流れがどのようになったか確認しましょう。

家計簿を手書きでつける必要はありません。

  • レシートは邪魔だし
  • めんどくさいし
  • 時間がかかるし

手間をかけると気持ちが折れて続きません。

最近はアプリで管理するのが一般的で、多くは無料で使えます。

私は「マネーフォワードME」を使っていますが、最も使用しやすいのでオススメです!

マネーフォワードMEの公式サイトで確認する
ブルース

銀行、証券口座、クレカなど連携させるだけなので超簡単に資産管理できます!

生活防衛資金をためよう

固定費や変動費を見直すと、毎月いくらかのお金が余るようになってきます。

早期退職に興味あり

じゃあ投資しよっかな!

となると思いますが、もう少しお待ちください。

投資する前に「生活防衛資金」を明確にしておく必要があります。

生活防衛資金=何かトラブルがあった時に安心して生活できるお金です。

株式投資をすると証券口座にお金を預けることになりますが、過剰に投資しすぎると何かあったときに身動きがとれなくなります。

  • 急に仕事をクビになった
  • 事故にあって働けなくなった
  • 体調を崩して仕事を休むことになった

こういったことで、売りたくないのになくなく株を売却せざるを得ない状況になると生活が回らなくなったり、投資が上手くいかない原因になります。

この生活防衛資金は、家族の有無とか資産の大きさなど個人でかなり違いがあります。

ご自身の状況で「これだけあれば心配ないかな」というお金を貯金で取っておくことが必要です。

  • 教育費・養育費
  • 当面の生活費
  • ローンなどの返済費用
  • 車検などのまとまった支払い

などなどです。一般的には独身なら3ヶ月~6ヶ月。家族持ちであれば6ヶ月~1年分くらいのお金があると安心と言われます。以下の記事でも詳しくまとめていますのでごらんください。

投資まとめ

投資は「目的/方針」を明確にすることが大切

貯蓄をしてお金が貯まる循環ができ、生活防衛資金を貯めることができたら株式投資を始めてみましょう。

ただこの時にいきなり始めることのないようにしましょう。

個人によって

  • 何のために投資するのか
  • 収入や家族構成などのバックグラウンド
  • 何歳までにどのくらいの資産を築きたいのか

投資に使えるお金もそれぞれだと思います。そして何のために投資するか、何歳までにいくらまで資産を増やすことを目的とするかで「どんな銘柄に投資するか」「どれくらいまでリスクを取れるか」が違ってきます。

まずは自分で人生の目標設計を行うことが大切です。

株式投資の始め方/オススメの証券会社

投資するにあたって、投資のやり方の流れを抑えておく必要があります。

そちらについても記事でまとめています。

次に証券口座を開設する必要があります。

オススメの証券口座は4つです。

  • SBI証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券
  • LINE証券

どれを選んでも一長一短ですが、私はSBI証券と楽天証券をそれぞれ利用しています。悩んだらどちらか、もしくは両方を開設しておけば投資をするうえで困ることはありません。

マネックス証券は追加でマネックスカード積立をしてポイントをGETしたならオススメ。

LINE証券は小額で少しずつ投資したい場合にオススメです。

それぞれのメリットなどを記事にまとめています。

SBI証券

楽天証券

マネックス証券の公式で確認する

LINE証券の公式で確認する

インデックスファンドへの投資が初心者の最適解

FIREしたい

最初にどんな投資をすればいいの?

こんな疑問がでると思います。

  • 個別株への投資→難しい
  • 高配当株投資→難しい
  • 信用取引→危ない

ということで、個別に1つ1つの株をチョイスしたり、最初からレバレッジをかけて大きなリスクを取ることはあまりオススメできません。(余剰資金の範囲でするのはアリかと思います!)

私が一番推奨したいのは「インデックスファンド」へのパッシブ(受動的)な投資を行うことです。

インデックスとは「指数」のことを指します。

市場には複数の「指数」が存在していて、それに連動した値動きをすることを目指した「投資信託」や「ETF」が販売されています。

株式が長い目でみると上昇するという実績を信じて、市場全体に投資をするという考え方です。

この指数で優良なものを選ぶと

  • 分散が効いておりリスクが抑えられる
  • 売買タイミングを計る必要がない
  • 投資に大量の時間を割くことがない

とメリットが大きいです。初心者でも上級者でもインデックスファンドへの投資はオススメできます。

インデックスファンドへの投資についてはいくつか記事を書いています。

非課税制度を利用しよう

投資を始めたらまず「つみたてNISA]と「iDeCo」という制度を利用することをオススメします。

投資で得た利益には税金がかかりますが、両方の制度は国(金融庁)が個人の資産形成を目的として作りました。

利益がでた分が非課税になったり、iDeCoは掛け金が所得控除になって節税効果もあります。

利用すると利益の最大化に繋げられる可能性が高まりますので、ぜひ利用したいところです。

そしてお子様がいる場合は、ジュニアNISAの利用も検討したいですね。

こちらは2023年に制度が終了してしまいますが、非常にメリットが多い制度です。

子供への贈与という形になりますが、同時に長期で運用して将来の選択肢を広げるためにも取り組んでおく価値があると考えられます。

まとめ

今回のまとめです。

そして今回伝えたい1番のことは

自分のペースで愚直に何年もこれらをやり続けることが最も重要

ということです。すぐにお金持ちになろうとして、

  • 利回りの高すぎる投資で失敗したり
  • 精神を振り回されたり
  • 無理な節約をしたり

こういうやり方は恐らく続きませんし、資産を形成していく中で大切なものを失ってしまうかもしれません。

自分にとって心地の良く継続していけるポイントを見つけて上手に付き合っていくことが最も重要といえるでしょう。

資産は一日で作れるわけではありません。地に足をつけて長いスパンで取り組みたいものです。

それではまた!