皆さん、こんにちは。ブルースです🦇
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FIREについてググっていると、DIAMOND onlineで以下の記事がありました。
「FIRE」は日本に根付くのか?不労所得で生きるという令和的価値観
FIREについて日々いろいろ考えていますので、こういった記事があると自分なりの解釈も述べたくなり、筆をとります。
FIREについてご存知ない方は、先に以下の記事をお読みくださると理解が進むと思います。
先に結論ですが、筆者個人的な考えとしてはFIREは日本でも浸透していくと考えます。
理由は3つです。
- 自由な生き方の選択肢は溢れてる
- 会社に依存したくない人は増えている
- 資産運用の難易度が下がっている
私の結論は上記ですが、記事の内容も引用しながらみていきましょう。
目次
記事の注目ポイント
当該記事を要約すると、ざっくり以下のことが述べられています。
一部引用してみます。
FIREの考え方
資産を7500万円ためると、年利4%で年に300万円(月々25万円)が不労所得で稼げるので、まあオッケーなのではないか……という算段である。資産7500万円は目減りすることなく、月25万円の収入をもたらし続ける錬金術の素材となる。しかし資産運用、すなわち投資であるから当然リスクはある。向こう何十年にわたって年利4%がキープできるとは限らないし、私生活で急な出費が余儀なくされる場合もある。資産7500万円が目減りすれば月25万円は確保できず、FIREは破綻する。
一般的なFIREの考え方ですね。
r>g 資本収益の増加スピードは経済の成長より早い。というトマ・ピケティが提唱する理論です。
生活支出を、資産から得られる収入以下にすれば、労働収入を得なくても生活が成り立つと考えるのはこのr>gが根底にあります。
つまり”収入の最大化”と”支出の最適化”の2つを用いて、余ったお金を”金融資本に投資し”そこから得られる収入が支出以上になることがFIREを目指す人の最初のゴールと言えます。
生活費を資産からの収入で補う!まさに不労所得!
海外と日本の資産運用の現状
このデータによると、日本・米国・ユーロエリアの3者では、「保険・年金・定型保証」が共通して30%前後であるのに対して、「現金・預金」が米国13.3%、ユーロエリア34.3%、そして日本では54.3%となっている。では、その他のお金はどこに使われているかというと、株や投資信託、債務証券である。株だけを見てみると、日本10.0%、米国37.8%、ユーロエリア18.2%である。すなわちアメリカでは、いわゆる「お金に働いてもらう」が多く実践されているわけである。
本文では海外と日本の資産運用の現状についても述べられています。
色んな記事や統計で日本の資産運用に対する考え方の遅れ、保有資産の内、現金が多くを占めることは指摘されます。
どこかの政府が「貯蓄から投資へ」というフレーズ掲げていたはずですが、むしろ株式利益に対する増税を検討しているくらいですから、前進どころか後退している状況ですね。恥ずかしい限りです。
本当に投資人口を増やしたいと思っているのかな・・・?
こういった点はFIREを目指す人には向かい風と言えます。
今後投資をしながらFIREをしていくなら、金融所得課税の動向は要確認ですね。
つみたてNISAやiDeCoなどの非課税制度を使い倒すことは重要になるでしょう。
FIREは令和的な考え方
それこそバブルの昭和などは、もっとガツガツした空気があって、欲が経済を成長させる推進剤としても機能していた。欲を抱くことは恥ずかしいことではなく、大志(大きな欲)を抱くことはむしろ美徳であった。また、「仕事をするのは偉いこと」といった風潮も今より強くあった。これらの風潮が、令和になるとだいぶ薄まってきた。若者はマイカーを欲しがらず、仕事最優先ではなくプライベートに重きを置き、“人生大成功巨万の富”より“人並みな生活とささやかな日常の中にある幸せ”を希求するようになってきた。むろん、そちらの方向に針が完全に振れたわけではないが、そう考える人の割合が増えてきたのである。
「地位財より非地位財」という考え方が、20代30代には強く広まってきたと考えられます。
- 地位財とは、周囲と比較することで満足を得られる財。所得・財産・社会的地位・物的財などを指します。
- 非地位財とは、他者との比較とは関係なく幸福が得られる財。健康・自由・愛情・良好な環境などを指します。
私は職場で20代~30代の若年層と接する機会が頻繁にあります。(私も2022年時点でまだ30代ですが・・・)
将来やキャリアについて話しをすると、
- 会社での地位を得ること
- 車や家を所有すること
- 大量のお金を稼ぐこと
こういったことに興味がある人は本当に少ないと感じます。そして不要なモノを持たない人は本当に多いです。
比較的高い学歴を持っている人でもそういった傾向があり、会社での成功=人生の成功と考える人は確実に減っている印象を身近でも受けます。
価値観は昭和、平成とは確実に違ってきている。
会社に依存したくない人は確実に増えている印象。
管理人(ブルース)の見解
補足程度ですが、私の見解も少しだけ述べておきます。
FIREは多くの人には実現困難。
つまり、「不労所得で一生月25万円」といえばいかにもうまそうな話に聞こえるが、お金を計画通りにためたのち長きに渡って定額しか消費しない節制力、投資を学ぶ勤勉さ、投資リスクへの理解、FIREを貫く意志の強さ、早期リタイアでキャリアをいったん終えることへの覚悟、そして投資がうまくいくための幸運など、さまざまなものが必要とされる。実はハードルが高いのがFIREの本質である。
記事にもあるとおり、FIREへのハードルは高いです。
記事では7,500万円を4%で運用。300万円の不労所得で生活をするとありますが、そもそも7,500万円もの大金を30代~50代の初期までに貯められる人は少数しかいないというのが現状でしょう。
マイビジネスで収入を得ていくサイドFIREや、ダウンシフトしながらも社会保険の恩恵をうけるバリスタFIREでも5,000万円前後は必要。完全に働かずにFIREするのであれば1億円は必要になります。
【バリスタFIREを解説!】いくらあればセミリタイアできるか?どんな人が目指すべき?
親から資産でも受け取らない限り、この巨額な資産を作ることは簡単なことではありません。
- 平均以上の収入
- 平均以下の支出
- 投資に回すお金を生み出す
これらが必要で、努力なしでは達成できないでしょう。
とくに収入の部分はハードルが高い。
平均年収以上が貰える企業に属するか、自分で事業や副業をする必要がある。
この時点で努力が必要なことは言うまでもない。
投資は現代では「インデックスファンド」があるので、投資に関する知識を必要以上に持っていなくても、運用で注意しておくことを抑えておくだけで難易度は高くないです。
投資については
- リスクの高すぎるものに手を出さない
- 決してやめることなく長期で続ける
- FIRE後の取り崩し戦略は考えておく
この3点を抑えておけばハードルは高くないです。
「FIREは投資のプロじゃないと実現できない」ということはありません。
インデックス投資についてしっかり押さえておくだけで十分狙えます。以下の記事でインデックス投資について述べています。
【FIREできます!】資産形成にオススメなインデックス投資とは?5つのメリット、デメリットも解説
収入を以下に上げるか、支出をどこまで最適化するかに力を使うほうが確実性が高まる。
投資は、個別株などで稼ごうとすると途端に難易度が跳ね上がる。
でもそれ以上に魅力的
実現は決して楽ではないですが、それ以上にFIREは魅力的です。
- 好きな時に
- 好きな人と
- 好きなことができる
「サイコロジー・オブ・マネー」にもありますが、こういった状態は大量の資産を持つより幸福度が高くなるというデータもあります。
身の回りにはなかなかいないかもしれませんが、
- YouTuber
- インスタグラマー
- TicToker
のような現代的な会社に属さない働き方で収入を得る人は増えていますし、これまでには思ってもみなかったような生活ができる世界に変化してきています。
ネットの普及で自分でビジネスをすることに対するハードルは下がっていて、会社に依存する人は減っていくと考えます。
どうあれ「会社に依存しなくていい」という状態を作っておくことにマイナスはない。
FIREするしないに関わらず、資産運用はこれからの必修科目
FIRE(経済的自由)を目指すかどうかは置いておいて、
- 収入を上げること
- 支出を抑えること
- 資産運用をすること
この3点セットはどれも取り組んで損をするものではありません。
反対に「何もしない」というのは、停滞を意味し、自分の環境をどんどん悪くしていくことに他なりません。
運用に関していえば、すぐに証券口座を開けますし、投資信託なら100円からスタートできます。
早く始めれば始めるほど「複利」の恩恵も享受でき、雪だるま式にお金を増やしていけます。
【FIREに必須】株式投資の始め方とオススメの投資法を解説【初心者むけ】
コツコツ運用していくだけでも将来不安は確実に減る。
FIREは一旦脇に置いて、将来のために始める。というノリで始めて良いかと。
それが結果的にFIREに繋がることもあるかも・・・?
終わりに:FIREを目指す人は増えると思う
終わりになりますが、もう一度結論です。
- 自由な生き方の選択肢は溢れてる
- 会社に依存したくない人は増えている
- 資産運用の難易度が下がっている
こういった理由からFIREを目指す人は増えていくと思います。
実現できるかどうかは別にして、目指すことに何のデメリットもない。
むしろ私は”その過程で生きる力が強くなる”とさえ考えています。
私もこうしてブログを書き続けて、資産運用を続けて2030年にFIREができるように研鑽を積み重ねていきます。
応援よろしくお願いします!
それではまた!