皆さん、こんにちは。ブルースです🦇
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今回は、お読みくださる皆さんに、ものすごく真っ当でありえないほど簡単なお金の増やし方をお伝えします。
なんか・・・怪しくない?
何やらタイトルだけ見ると怪しい雰囲気を感じますよね。
でも大丈夫!いたってまともです。笑
本記事は、書籍「ものすごく真っ当で、ありえないほど簡単なお金の増やし方」から学ぶ投資の方法について重要な部分を簡潔にまとめたものです。
著者は朝倉智也氏。投資信託の格付けなどを行うモーニングスター社の代表取締役社長です。
対話形式でマンガのようなテンポで話が進むし、難しい専門用語もでてきません。
初心者が最初に読むには良い本です!
目次
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本記事の内容はYouTubeでも配信しています。
ラジオ感覚で聴くだけで理解できる内容になっています。
ご視聴とチャンネル登録をいただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。
書籍の結論
結論
はじめに本書の結論です。
- 全世界の株式を
- 10年20年の長期に渡り
- 定期つみたて投資する
これだけです。
え、たったこれだけ・・・?
って思うかもしれませんがこれだけです。
全世界株式の定期つみたてで良い理由
本記事では、以下の内容に絞って、その理由を述べていきます。
- 投資・投機・ギャンブルの違い
- 世界は成長を続けている。だから株を買う。
- 何の株を買えばいいのか
- 株式におけるリスクとリターンとは?
- 積み立てが最も良い購入方法な理由
この5つのことについて、順番にみていきましょう。
簡潔に解説します!
投資・投機・ギャンブルの違いはなに?
投資の世界にいると、投資、投機の住み分けについて議論されることがたびたびあります。
まず、これらにそこまで明確な線引きはありません。
投資と投機の両面を持ち合わせた投資対象もあると思いますし、よりギャンブル性の強い投機もあると思います。
しかし、勝ちやすさだけは明確に区分でき「投資>>>投機>>>ギャンブル」の順です。
そしてそれぞれを定義をするとすれば以下のようになります。
投資・投機・ギャンブルの定義をみてみよう!
投資
投資はプラスサムゲームです。
プラスサムゲームとは参加者全員が勝てる可能性があるゲーム。
株式や債券への投資は、企業の資金集めに協力することで、企業が新たな商品やサービスを生み出して世の中が豊かになっていきます。
長期投資であればあるほど、この恩恵を享受しやすく、参加者全員が勝てる可能性が高くなる性質を持っています。
長期で市場に残り続ければ全員が勝ちやすいのが投資!
投機
投機はゼロサムゲームです。
ゼロサムゲームとは、参加者に必ず勝者と敗者がいて「誰かの利益」は「誰かの損失」に必ずなります。
例えばFXは通貨を売買する取引ですが、一方の通貨で儲けた場合、その相手は確実に損失を出しています。
- Aさんが円を売って米ドルを買って儲けた
- Bさんは米ドルを売って円を買って損をした
この損益を足し合わせると「ゼロ」になります。これがゼロサムゲームです。
必ず敗者が存在します。
ただし、投機は悪いことのように言われがちですが、私は必ずしも負の側面ばかりではないと考えています。
例えば仮想通貨。これは比較的新しい投資対象であり、値動きの上下も激しいです。
仮想通貨そのものが、今後生活に活用できるものに変わっていくか、必要とされるものになっていくかは不透明な部分が大きいですが、ブロックチェーンという技術には目覚ましいものがあります。
ひょっとしたら大きな価値をもたらすかもしれないし、価値がゼロになるかもしれない。
何事も最初は投機の側面が強くあるもの。
チャンスにかけて大きく儲けるのが投機。
その代わり失敗したら大きな痛手を負うものでもある。
ギャンブル
ギャンブルはマイナスサムゲームです。
マイナスサムゲームとは、参加者の多くが負ける。つまり胴元が必ず勝つようになっています。
例えば、競馬の還元率は75%、宝くじの還元率は50%以下と言われており、胴元側が確実に儲かる仕組みです。
ですから、お金儲けをしようと思ってギャンブルをすることは合理性のある行動ではありません。
ではギャンブルが「悪」かと言うと必ずしもそんなことはありません。
ゲーム自体を楽しむことができるのがギャンブルの良さですし、適度であればストレス解消になったりもするでしょう。
もちろん依存症などの怖い部分もありますが、娯楽として考えると良い側面もあったりします。
世界は成長を続けている。だから株に長期投資
本書では、もっとも勝ちやすい株式投資を推奨しています。
株式投資が勝ちやすいことには、過去のデータからくる明確な裏付けが存在します。
私も株式投資こそが、万人が最も結果を出しやすい投資だと考えてます!
世界のGDP
GDP=国内総生産とは「一定の期間に、その国がどれくらい価値のある物やサービスを生み出したか」を示す数字です。
グラフでみると世界のGDPは伸び続けています。

ご覧のとおり、国で伸び方に差はあれど、世界のGDPの合算はいまでも伸び続けています。
世界人口の増加や技術革新による生産性向上で、今後も伸びていくと予想されます。
資本主義社会を信じれば、きっと今後も世界経済は成長する!
世界の株式の時価総額も伸び続けている
GDPと株価が必ずしも相関するわけではありませんが、世界の株価時価総額もGDPと同じく伸び続けています。
時価総額=株価×発行株式数で計算することができます。
1980年には2.5兆ドルだった世界の株式の時価総額の累計は、2016年には64.9兆ドルまで膨れ上がりました。
株式投資の200年
ジェレミー・シーゲル著「株式投資」からの引用ですが、以下のようなデータがあります。
これは株式投資の世界ではあまりにも有名で、過去200年間で1ドルを様々なアセット(資産)に投資していたらどのようになっていたかを計測したものです。

ご覧のとおり、株式に投資したばあい、1ドルが600,000ドルに。
ドルのままもっていれば、その価値は相対的に下がっていきます。
それほどに複利の力が大きいことを示している。
また人間は、生活を良くしたいという欲求を持っています。
資本主義と人間の可能性を信じれば、今後も世界経済は株価とともに成長していくでしょう。
「株式投資」ぜひ一度ご一読いただくのも良いと思います。
なんの株を買えば良いのか
投資信託を活用する
結論、購入するべきは「全世界に分散が効いたインデックスファンド」を投資信託で購入しましょう。
投資信託は、個人投資家からファンドがお金を集め、代理で運用を行う仕組みです。
一度投資をすれば、とくに運用で実施することはなくファンドが全て行ってくれます。

インデックス投資についてより詳しく書いた記事は以下です。ぜひごらんください。
【FIREできます!】資産形成にオススメなインデックス投資とは?5つのメリット、デメリットも解説
購入時の注意点
購入するときに注意しておきたいことをここでは2点あげておきます。
- 手数料が安いものを選ぶ
- つみたてNISAを活用
他にもありますが、まずはここを抑えましょう。
手数料
手数料は長期投資では、積み重なってパフォーマンスに大きな影響をもたらします。
以下で比較します。
- A商品:運用利回り3.5% 信託報酬0.5%
- B商品:運用利回り3.5% 信託報酬1.5%
100万円を両方の商品に一括投資して30年間運用した場合、その差は616,000円にもなります。
たった1%で・・・
もし投資金額がもっと大きくなっていたら・・・想像つきますね・・・
つみたてNISA
投資を始めるさいには、ふつうに積み立てするのではなく「つみたてNISA」を活用しましょう。
小額投資非課税制度という仕組みで国が個人の資産形成のために作った、税制優遇がある制度です。
年間40万円×20年間=800万円を投資することができ、この間に得られた利益が非課税になるというお得な制度です。
詳細は以下の記事に書いています。
具体的な銘柄は?
前置きが長くなりましたが、本書では具体的な銘柄として
- SBI・V・全世界株式インデックスファンド(雪だるま)
- 楽天・全世界株式インデックスファンド
これらが推奨されています。
どちらもオススメの優良投資信託。
アメリカを中心に世界中に投資できるインデックスファンドで、手数料も最安水準。
また本書では紹介されていませんでしたが、e MAXIS slim オール・カントリーも有名ですね!
株式におけるリスクとリターンとは
株式投資におけるリスクとリターンについても抑えておきましょう。
とくに「リスク」という言葉は、投資では一般的な言葉とは違う使われ方をします。
- 一般的なリスク=危険性
- 投資のリスク=収益の振れ幅(標準偏差)
- リターン=収益または損失
こういった意味合いがあります。
リスクは投資では「振れ幅」のことを指します。
振れ幅が大きいほどリスクが大。小さいほどリスク小。ということになります。
明治安田アセットマネジメントさんのシミュレーションサイトが非常に分かりやすいので活用してみてください。
積み立てが最も良い購入方法
最後に、どのように購入していくかについてです。
結論、毎月一定額を積立るドルコスト平均法を推奨します。
もしいま今手元に数百万、数千万円のお金がある場合は、数理的には一括購入を行った方が利益を増加させる可能性は高くなります。
なぜなら、長期で見ると右肩上がりと過程した場合、その余ったお金を投入しなかった分は機会ロスになり得るからです。
ですが、多くの人はそんなに余剰資金を持っていませんし、何より一括投資を行うのには慣れが必要です。
投資の金額が大きくなればなるほど、日々の値動きも大きくなり、メンタルが耐えられなくなり狼狽売りをしてしまう恐れもあります。
だからドルコスト平均法で毎月一定額を積み立てよう!
ドルコスト平均法なら、株価が高い時にも安い時にも買うので取得単価を平準化できる。
まとめ
今回のまとめです。
実行するべきことはいたってシンプル!
- 全世界の株式を
- 10年20年の長期に渡り
- 定期つみたて投資する
これだけです。
一度設定してしまえば手間もかかりませんし、誰でも時間さえかければ資産を増やしていける真っ当な方法です。
長期投資はとにかく早く始めることが大切。
トライしてみませんか?
それではまた!