皆さん、こんにちは。ブルースです🦇(ブルースTwitter)
出世したくない。大変そうだもん
昇格して責任を追うのは嫌だな
でもFIREは達成したい!
こんな風に考えていませんか?
最近、よくニュースやネット記事で「出世が嫌な人が増えている」という記事を見ます。
私も「出世が全て」とは考えません。
けれども
- 悪いことばかり目がいってしまっているんじゃないかな?
- 良いことも沢山あるのにな。
- やらないと失うものがあるのにな
と思うことがあるわけです。
というわけで、今回は
- 出世のデメリット
- 出世のメリット
- FIREするならどういう心構えでいるべき
について
現役サラリーマンで、最大100人くらいの組織で長を勤めた経験がある私が、
酸いも甘いも伝えます!
- 個人の主観を多分に含んでいます
- 当ブログの性質上、FIRE目指すならという前提です
この点はご承知おき下さい。
FIREについて知らない。って方は以下の記事をご覧ください。
当ブログの方針や筆者ブルースについてちょっとでも気になったかたは以下の記事で赤裸々に語っています。
先に結論からです。
- 出世を一度経験してみるのがオススメ
- 出世は人的資本を高め、FIREする近道
- どうしても難しければ転職や副業を頑張ろう!

出世したくない人の意見(デメリット4つ)
まず何で出世したくないのか、理由が気になりますね。
よく聞く意見としてこんなことがあげられます。
- 責任が重くなる
- ストレスが増える
- 残業が増える
- 給料が増えないことがある
①責任が重くなる
何かの部門やチームの責任者になるわけですから、出世=責任の増加は当然ですね。
- 売上や成果物に対する責任
- 部下の育成に対する責任
- スケジュール管理に対する責任
様々です。
上司になると、会社から「成果」を求められるのが普通です。
嫌がっている人は
俺にそんな大きな成果を求めないでくれ!
私はそんなに抱えたくない。。。
というスタンスですね。
②ストレスが増える
ここでいうストレスは人間関係のストレスです。
人間関係のリスクを追うのが嫌だ
と考える人は少なくありません。上司になるということは
- 仕事を采配する
- 部下に対して要求する
- 成果に対して評価する
ということを通じて、仕事が進んでいきます。
今までは、自分が手を動かしていれば良かったのに
- 依頼して
- やってもらって
- 評価する
のですから、コミュニケーションの回数と質が求められます。
時には嫌な仕事をお願いすることもあるでしょう。
仲の悪い人の仲裁に入ることもあるでしょう。
その時に
なんで私がそんな仕事しなきゃいけないの?
〇〇さんとはやってられない!
なんて文句を言われることもあります。
はい。分かります。「文句言わずやってよ」という気持ちになります。
人をまとめるのって確かにとても大変。。。
③残業が増える
仕事の量が増え、質的UPを求められるため、残業が増える傾向にあります。
残業が増える=プライベートの時間の喪失です。
また休みの日に電話がかかって来ることもあるでしょう。
プライベートの時間を大切にする考え方は、間違っていないと思います。
休日に対応しないといけなくなった時の嫌な気持ち。もちろん分かる。
④給料が増えないことがある
一定以上の管理職以上になると労働基準法の観点で「管理監督者」となり残業代の支給対象ではなくなります。
役職手当がでる会社が一般的ですが、残業時間によっては、
役職手当<残業代
というケースがあり、実質的な減給になる可能性があります。
出世したのに給料が減る矛盾
また公務員や年功序列型の企業に勤める方の意見として
「勤続年数で給料が上がるから、強いストレスを抱えてまで管理職になるより一般職のままがよい」
というものも散見されます。
デメリットだけみると確かに嫌だなって思う気持ちは分かる。
出世の良い点も考えてみよう(メリット3つ)
悪い面ばかりでなく、良い面もちゃんとみよう!
①じつは出世は貴重な体験
出世で得られるものの中で、私が一番貴重だと考えているのは体験です。
会社でプレイヤーとして働くのは比較的簡単です。
けれども上司として働ける人って実は一握りだけ。その人にしかできない体験があります。
- より大きな決定権をもって仕事に挑戦
- 個人プレーではなくチームを動かす
- 人を教育/評価する
より大きな決定権をもって仕事に挑戦
プレイヤーである内は言われたことをこなす。ということがほとんどです。
上司になると裁量が増えるため、自分の意思で判断して良いことが増えます。
- 自分の力で考えて結論をだす
- 自分が方針を決めてチームを動かす
っていうのはめちゃくちゃ良い経験になります。
苦労するからこそ
- 考えるし
- 度胸もつくし
- 自身がつく
そんな風に成長を実感できるのが出世のよいところ
個人プレーからチーム戦に変わる
チームの上司になった瞬間から
「どうやったらチームのメンバーが力を発揮できる環境や仕組みを作るか」
に仕事が置き換わります。
自分がプレイヤーだった時には考えもしなかったことを考えるようになります。
- Aさんは、この仕事の方を任せると凄い成果をだすぞ
- Bさんは、この仕事は苦手だから避けておこう
- 今のチームの仕事の仕組みはこんな所が問題だから変えていこう
みたいに創意工夫をするようになります。これで成果がでると結構うれしい。
チーム戦で成果がでた時の喜びは代えがたいものがある
人を教育/評価する
人が人を評価するというのは本来おこがましいものですが、会社という集団ではそうも言ってられません。
- 目指す成果をだせる人間か
- 会社にコミットできる人間か
- 将来伸びていく人材か
- 得意なこと不得意なことはなにか
そういう視点で人をみるようにしなければなりません。
また教育と評価は体系立てて学ぶことができます。
- どうやってやる気にさせるか
- どうやったら効果的なフィードバックができるか
人間は一人一人違いますが、案外悩みや困っていること、喜びを感じることは近いです。
なので人を育てるために必要なノウハウは結構共通していたりします。
体得すると、色んな職場にも適応できる再現性が身に着つけられるでしょう。
②努力と信頼の証。認められることは嬉しい。
昇進を言い渡されたときには高揚感があります。
なぜうれしいかと言うと
- 仕事ぶりが認められた
- 人柄が認められた
- もっと仕事を任せてもよいと認められた
ということですね。
昇進するということは。あの人は、
- 普段とてもよく頑張っている
- 人の上に立っても大丈夫だろう
- 大変なことでも乗り越えられる
評価者からそう思って貰えている証拠です。つまり期待のあらわれです。
人から期待されるってやっぱり嬉しい。
反対に期待されないって結構寂しいこと。
③給料が上がる
単純に基本給が上がることは、
- 生活の質の向上や
- 入金力のUP
に繋がります。FIREへの近道になりますね。
先に上げたように、量的に残業をして「時間単価」が下がってしまう場合はその限りではないことは年頭においておきましょう。
どうやったら残業が無くせるか考えるのも上司の役割

出世を目指さない人が抱えるリスクとは
次に、出世を目指さないことが引き起こすリスクも考えてみましょう。
その時、出世しないことより、長期目線でみると確かにリスクがあります。
「やらないリスク」っていうのが仕事にもあると思う
会社から「いらない人」扱いされる
会社って基本的に「拡大再生産」を目的にしています。
現状維持でいいやって思っている会社は、たぶんゼロです。
- 業界でシェアを伸ばしたい
- 売上利益を上げたい
- お客様や取引先に喜んでもらいたい
そういうゲームを真剣にしているわけです。はい、それはもう真剣に。
ゲームで勝ちたいから成長していこうね!ってしているのに。
その中で、
- 私は出世なんかしなくていい
- 現状維持でいい
- 安定して給料がもらい続ければそれでいい
というルールの外にいる自分本位な人がいたら
この人会社にいてもらっても損じゃない?
となります。普通そうなると思います。
最近では、リストラや希望退職のニュースがみられるようになりました。
企業も生き残るのに必死です。
そんな時、現状維持に全集中の人がいたら
やるきのない人から去ってもらおう
となるのはごくごく自然な流れです。
雇われているのは当たり前じゃないということ
人的資本が高まらない
お金を増やす手段は2種類あります。
- 人的資本を労働市場に投下する
- 金融資産を金融市場に投下する
我々が目指すFIREは、多くの場合できるだけ若いうちに「金融資産を金融市場に投下する」ことで実現できます。※ビジネスを成功させることで一発当てる場合を除く。
そのためには、できるだけ早くに人的資本を高めて、労働市場で得られるお金を最大化していく必要があります。
もちろん会社によりますが、出世は一般的には数万円~数十万円給料を上げるチャンスです。
副業や投資で稼ぐのも勿論手段ですが、確実に稼げるかは分かりません。
昇進による、人的資本を高めるチャンスを棒に振るのは人的資本の増加を放棄する行為ともいえます。
私なら二つ返事で昇進を受けます!
次のステップへの切符を受け取らないなんて選択肢はない!!
たぶんFIREの特急券GET!!って気持ちになります。
経済的自由は、努力や成果の対価
勝手な推測ですが、FIREを目指している人の中には
- できるだけ楽したい
- 苦労せずお金を手にしたい
- ストレスなんて一切感じたくない
という人が多いように感じることがあります。(気のせいかもしれませんが)
でもFIREの先人たちの書籍、ブログ、ユーチューブをみていても
- 投資にしろ
- 倹約にしろ
- 労働にしろ
- 自分でビジネスを立ち上げるにしろ
何か、もしくは全てに比類なき努力をしている方が多いように感じます。
逆説的ですが、
楽な道を選べば選ぶほどFIREは遠ざかる。
そんな気がしています。
まとめ:出世を悩んでいる人が取るべきアクション3つ
私の主観的な意見なので、絶対に正しいということはありません。
でも出世に対して、
- なかなか一歩が踏み出せない
- 目指そうという気持ちになれない
という方は、騙されたと思って以下のことに取り組んでみてください。
- 別に失敗したっていいから出世してみる
- 出世をしたいと思える会社に転職をする
- それでも嫌なら副業する
- 投資は始めておく
①失敗してもいいので出世を目指してみる
一番伝えたいことは、
上手くいくか分からんが、とりあえず目指してみて!
無理なら降りればいいよっ!!
ってことです。やってみたら
俺でもできたじゃないか!!
何を避けていたんだ!!!
となるかもしれません。
もし挑戦しなかったとしたら、ただ良い未来を捨てる行為になってしまいます。
まずやってみてから決めましょう。
出世を目指す価値がある会社に転職する
ただし会社によっては、出世をすることで体のいい「定額働かせ放題」を悪用している会社があるのも事実だと思います。
そんな人は、転職して昇進を目指す価値がある会社を探すようにしましょう。
変な会社に無理して残って出世しても辛いだけ
③それでも嫌なら副業をする
それでも「どうしても目指したくないんだっ」て人はそれでも良いと思います。
出世だけが1つの道ではありません。
「組織で働くこと、人の上に立つのがそんなに好きじゃない」って人もいるでしょう。
その場合は、副業で自分が続けられる仕事を見つけるのも手段の1つです。
私は、本業も副業もどっちも本気が一番。
④投資は始めておく
出世、転職、副業どうこうに関わらず投資は始めておきましょう。
いまは、投資をせずに自由を獲得するための資産を築くのは難しい時代です。
早く投資をはじめることで経済的自由に少しでも早く近づこう!!
株式投資の始め方は以下の記事で書いています。
高配当株投資の始め方は以下の記事からどうぞ。
今回の記事が皆さんのFIRE達成のために、お役に立てたらうれしいです。
これからもFIRE目指して一緒に頑張っていきましょう!!それではまた。