皆さん、こんにちは。ブルースです🦇
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FIREした後に株が低迷してしまった。
どうしよう・・・
こんなふうにならないために考えておく記事です。
ふと考えてこんなtweetをしました。
長期的にみれば右肩上がりの株式ですが、FIREした後に低迷、暴落し数年間株価が戻らないということもじゅうぶんにあり得ます。
実際に1970年代には”The Death of Equities=株式の死”と言われる期間があり、この間はバブルのあとに10年ほど株価が回復せず低迷が続きました。
FIREしたあとにそうなったら目も当てられない・・・
今回の記事では株価の暴落、低迷時に備えておきたい3つのことについて述べています。
この記事の結論は
- 人的資本が0の状態でFIREしない
- 現金クッション(+利回りシールド)を作っておく
- 勇気を持つ、慎重になりすぎない
このようになっています。1つずつ解説していきます。
目次
FIREの選択肢を広く持つ
私個人の考えですが、多くの人は、労働(事業)からのキャッシュフローを途切れさせないようにFIREすることが大切です。
なぜなら巨額の資産を作ってFIREするのは、そもそも難易度高すぎるから!
それだとFIREじゃなくない?
という意見もありますが気にしなくていいです。
私はFIREの定義論は不要で、経済的+精神的に自由と言えればFIREと考えています。
FIREの種類
そんなFIREにも色々な種類があります。大別すると以下の4つです。
※それぞれ詳細に説明した記事を埋め込んでいます。興味があればご覧ください。
この2種類は労働をしないタイプのFIREです。
この2つは何らかの形で労働(事業)をします。
自分にとってできるFIREの形を探ることが大切!
多くの人にはサイドFIREやバリスタFIREがオススメ
2億3億の現金が用意できれば完全FIREを選択してもいいでしょう。
しかし現実として私を含む多くの方は、若いうちに1億円貯めるのだって精一杯です。
現実問題として給料次第では、到達できない人もいるでしょう。
貯めたころには65歳超えてました!
というのでは通常のリタイアと何ら変わらないですよね・・・
家族構成や生活水準でFIREに必要な金額は変わりますが、5,000万円~1億円ある状態なら、そこに少しの労働収入を加えるだけでFIREできるチャンスはあると考えます。
まずFIREには様々な形があって良いことを前提として、株価が暴落したときに備えておく3つのことを以下に述べていきます。
①人的資本が0の状態でFIREしない
会社を辞めたあと”人的資本を0にしない”ようにどれだけ準備できるかがFIRE成功のカギになります。
人的資本とは?
職場訓練,学校教育によって新たに労働者個人に付加される能力をいう。教育という投資により,蓄積される知識や熟練を資本とみなす。アメリカを中心として発展した人的資本理論は教育水準と賃金との正の相関について,教育水準の高い労働者はその個人自体に体化した教育によって高い生産力をもつからだと考える。従来の理論における労働の限界生産力の差を教育・訓練の差,つまり労働力を単純労働力と人的資本との合成物であるとする。
引用:コトバンク
つまりお金を稼ぐことができる
- 体力
- スキル
- 知識
のことを指します。
FIRE未経験の私でも、FIRE後に労働に戻るのは至難の技であることは容易に想像できます。
- 会社員時代と同額の収入を得るのは困難
- 何もしなければ技術・体力は落ちていく
- 世の中の変革に置いてけぼり
FIRE中何もしていないと、まさに浦島太郎状態になります。
なのでFIRE中も常に自分を磨いておき”刃を研いでおく”ことが重要と考えます。
そういう意味でも多くの人にはサイドFIRE、バリスタFIREがオススメと言えそうです。
②現金クッション(+利回りシールド)を作っておく

FIRE界では有名な「FIRE 最強のリタイア術」でも書かれている、現金クッション+利回りシールドを準備することも戦略に取り入れたいです。
現金クッション
現金クッションとは、FIRE後の暴落に備えて現金を用意しておくことです。
例えば年間生活費が300万円なら5年間分の1500万円を現金で用意しておきます。(この生活費や年数は人それぞれ)
労働をしないFIRE後は同書に書かれている4%ルールを基礎として、少しずつ資産を取り崩して生活することを想定しています。
このさい、資産の殆どをリスク資産にすると、暴落時になくなく安値で売却することになります。
しかし現金数年分を用意しておくことで「数年感株価の回復を待つ」という戦略です。
FIRE前に数年分の生活費をキャッシュで用意しておこう!
利回りシールドは準備が難しい
利回りシールドの部分を()にしているのは、万人にはオススメできないと思っているからです。
利回りシールドとは、暴落に備える現金を用意する代わりに”高配当株や高配当ETF”で生活費の1部を配当金で賄うという戦略です。
ただし、高配当株はバリュー株投資です。
- ファンダメンタル分析が可能か
- 安いタイミングで購入できるか
- 購入したとしても減配や無配がありえる
という難点があります。
加えて配当金(分配金)は税金の影響を受けるため、資産形成速度はインデックス投資に劣りますから上級者向けと言えます。
それでも高配当株が好きだ!という方には良い方法です。
ポートフォリオの中の一定割合を高配当株にするのもいいでしょう。
サイドFIREやバリスタFIREなら控え目の準備でいい
将来的にサイドFIREやバリスタFIREを目指すのであれば、現金クッションと利回りシールドは少な目でよいでしょう。
- 最初から生活費だけは労働で稼ぐ
- 一部取り崩しするが、暴落したら労働量を増やしてカバー
柔軟な対応ができるのが魅力です。
私は将来的にサイドFIREをめざしているので、インデックス投資+現金という極めてシンプルな資産配分にしています。
③勇気、慎重になりすぎないこと

やっぱり怖いから資産がたっぷり貯まってからFIREしよ!
という選択もあります。
多少の調整や暴落を乗り越えられる資産を築いてから突入すれば安全でしょう。
私も基本的には十分安全といえる資産額を用意してからFIREするのが望ましいと考えます。
でも本当にやりたいことがあるならどこかで「エイヤッ!」と勇気をふり絞ってFIREすることが必要です。
3つめは「勇気」を持つというただの精神論です。笑
先送りにすることはいくらでも可能ですが、
- 歳を重ねれば気力と体力も削られる
- やりたいことをする時間は減る
といつまでもFIREできなくなってしまいます。
FIREは自由な時間を得たり、やりたいことをやるために選択するはずなので、どこかで勇気を出して踏み込む決断は求められるでしょう。
途中で暴落したら、お金稼げばいいんですよ!
終わりに

今回は以上です。
株式には調整や暴落がつきもので、必ずどこかで訪れるため、受け入れる必要があります。
株を売って回避することは至難の技で、基本的にオススメできません。
FIREの成功確率を高めるためにも、今回例にあげた
- 人的資本の刃を研いでおく
- 現金クッション+利回りシールドの準備
- 勇気を持つ、慎重になりすぎない
これらを何年間かかけて準備をしておき、FIREの成功確率を高めていきたいですね。
準備しておいた人が勝てる!
今から積み上げていきましょう!!
お読みいただきありがとうございました。
それではまた!