皆さん、こんにちは。FIREを目指しているブルースと申します。
今回は、収入が増えても貯金ができない人の特徴4つについて解説しています。
この記事を見ていただいているあなたは、
FIREを目指している、もしくは興味がある方だと思います。
この記事は、その中でも以下のような方にオススメできます。
- いまの収入は高いが貯金ができていない人
- これから伸び盛りで、近いうちに会社で昇給昇格できそうな人
- 自営業や会社が波に乗って収入が上がってきた人
この記事をみれば以下のことが分かります。
- 収入が増えたのに貯金ができない人の特徴4つ
- その改善方法
目次
まずは結論からです。
- 収入が上がったときは、貯蓄率を高める大チャンスと知ろう
- 価格と価値を明確に区別できるようになろう
- 自分の価値観にあわせて買い物をしよう
- 未来に向けて過信せず備えよう
なぜ貯蓄率を高めなければいけないか?
まず重要である貯蓄率について簡単におさらいします。
貯蓄率は、あなたがFIREするための時間に大きな影響を与えます。
投資リターンを5%とした過程すると、以下のような差がでます。
- 貯蓄率が10%→FIREまで50年以上
- 貯蓄率が20%→FIREまで30年以上
- 貯蓄率が50%→FIREまで20年以下
- 貯蓄率が80%→FIREまで5年前後
つまり、収入UP=貯蓄率UPの大チャンスです。
ここを逃さず貯金や投資の入金額を向上させるかが、
あなたのFIRE達成の実現に大きく寄与します。
以下の記事で、貯蓄率の重要性について述べていますので、参考にしてください。
収入が増えても貯金できない人の特徴4つ
では、どういう人が収入UPしているのに貯蓄を高められない人なのでしょうか。
筆者は4つのタイプに大別できると考えます。
- 価格と価値で考えられない人
- 自分の価値観に基づいて買い物をしていない人
- 生活に必要な金額を始めに決めていない人
- 給料がだんだん上がると思っている人
価格と価値で考えられない人
高いモノ=良いモノと思っている人は要注意です。
高いモノ=良いモノとは限りません。
それを判断するには、価格と価値の違いを理解する必要があります。
価格と価値の違いとは何でしょうか。
- 価格→市場がある「モノ」の値段を需要にもとづいて決めたもの
- 価値→その「モノ」の機能、効果、魅力など本質的な部分
価格は、欲しがる人の量で決まります。
価値は、基本的に不変です。※相対的には上下します。
適正な価格は、相場を知ることで判断できます。
適正な価値は、その「モノ」について知ることで判断できます。
価格と価値の両面で「モノ」や「サービス」を考えてみるとよいでしょう。
安ければ何でも良いは間違い
では、安ければ何でも良いのでしょうか?
そうではないと思います。
世の中のモノやサービスは
- 高いが、長く使えて高機能なモノ
- 安いが、すぐにダメになって何度も買いなおさなければならないモノ
上記のように、値段=価値とは限りません。
値段が高くてもパフォーマンスを発揮してくれる良いものが沢山あります。
こういったモノを選べば、結果的にコストを抑えられます。
安易に安ければ良いと判断するのではなく
高くてもその値段にあった効果を発揮してくれるなら
そっちの方がお得で価値が高いと判断してお金を使うべきでしょう。
自分の価値観に基づいて買い物をしていない人
一方、その「モノ」が自分に必要か不要かは
その人の「価値観」で決まっています。
収入が上がったのにお金が貯まらない人は
価値観で買い物をしていない、つまり「買えるから」で買い物をする人です。
周囲が
「良い商品だから買った方がいいよ」
とか
「まだあの商品買ってないの?」
などど勧めてくることがあるかもしれません。
でもそれは、あなたにとって価値がある品物でしょうか?
そうでなければ買う必要はありません。
大切なことは、
あなたが手にしたものは、あなたにとって価値があるか
です。
生活に必要な金額を決めていない人
貯金が上手な人は、自分の生活に必要な金額を把握しています。
そして常に、収入‐支出=目標貯金額となるように計算しています。
収入が上がろうが、支出の部分を増やすことはありません。
反対に貯金が下手な人は、上限の金額を決めずに
ある中からあるだけ使います。
ここに蓋をする必要があるでしょう。
給料がだんだん上がると思っている人
残念な事実ですが、日本人の給料は年々減少しています。
厚生労働省のHPには以下のデータがあります。
- 1989年の平均給与→452.1万円
- 2018年の平均給与→433.3万円
引用:厚生労働省HP
30年前から下がり続けていますね。。。
年功序列はとうの昔に崩壊しています。
1つの会社に長く勤めたら給料が上がっていくのは昔話です。
実際に日本はどんどん貧しくなっているのですね。
まずはこの事実を知りましょう。
昭和の時代は、終身雇用が機能していましたが
これからはそれも難しいと、あのトヨタの豊田社長も少し前に発言していました。
ここ最近では、40歳以上の中堅以上の社員をリストラする企業も増えています。
つまり、
- 給料が上がったら貯金を始めればいいや
- 会社を追い出されることはないから、蓄えがなくても大丈夫
というのは間違いと言えます。
- 勤続年数では給料は上がらない
- 老後まで同じ会社で働ける保証はない
理想は、収入の全てを会社だけに依存しないことが重要ですが、
その点については、また別の記事で触れていきます。
確実に貯金をする3つのステップ
それでは、こういった状況で確実に貯金をするにはどうしたら良いでしょうか。
3つのステップに分けて考えましょう。
①毎月の支出額の明確化
貯金をする金額から逆算して、
毎月の支出額を、自分が望む価値観にもとづいて決めましょう。
そのためにも、まずは自分の必要生活費を把握することが必要なため、
家計簿をつけることをオススメします。
家計簿のつけ方やオススメのアプリについては
別の記事で解説します。
②先取貯金を習慣化
先取貯金は、非常に有効な貯金方法です。
収入が上がった時に、上昇分をまるまる先取貯金する金額に
追加してしまいましょう。
こうすれば、もともと無いものと変わりません。
③固定費を見直す
固定費を削減することは、効率よく貯蓄率を上げることができ
FIRE実現のスピードを向上させます。
以下の記事で解説していますので、よろしければみてください。
④目標金額を上げすぎない
ここまで、支出を抑えることばかり書いてきましたが
同じくらい重要なのが、
- 自分が今の生活に満足できているか
- 本当に価値を感じるものまで我慢していないか
です。
収入があがったということは
- あなたが、社会に貢献している度合が高くなった
- みんなから評価されるようになった
ということです。
頑張った見返りに、自分にご褒美をあげることや
今の生活を豊かにできることにはお金を使うべきです。
お金は使い方も重要です。
老後よりも、若くて元気な内にお金を使ったほうが
より楽しめたり、できることも増えます。
このバランスを上手にとっていくことが何より大切ではないかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、収入が上がっても貯金ができない人の特徴について書きました。
以下、今回のまとめです。
- 価格と価値で考えられない人
- 自分の価値観に基づいて買い物をしていない人
- 生活に必要な金額を始めに決めていない人
- 給料がだんだん上がると思っている人
以下の対策を行って、少しずつ積み上げていきましょう。
- 価格と価値の違いを知ろう
- 自分の価値観で買い物をするようにしよう
- 支出金額を先にきめて、それ以外は先取貯金しよう
- 年功序列・終身雇用は昔話だと理解しよう
- 貯金や副業で備えておこう
今回の記事が皆さんのFIRE達成のために、お役に立てたらうれしいです。
一歩ずつ改善していって、皆さんの貯蓄が進んでいくサポートになったらうれしいです。
これからもFIRE目指して一緒に頑張っていきましょう!!それではまた。