皆さん、こんにちは。ブルースです🦇
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税金ってなんだか複雑で、よく分からない・・・
フリーランスになるけど、税金ってどうすればいいの?
節税の方法もぜんぜん知らない・・・
こんな人のための記事です。
サラリーマンをしていると、税金のことって殆ど会社がやってくれるので、
- 自分から何かしたことない
- 源泉徴収ってなんだ?
- 何がどう引かれているのか知らない
こんな人も多いのではないでしょうか?
しかし、今は雇用も従来の日本的なメンバーシップ型からジョブ型へとシフトしていく流れがあり、今後フリーランス人口はさらに増えていくことも予想されます。
そんな時に税金のことが分からなかったら・・・
ということで今から少しずつ学んでいきましょう。
今回の記事は、以下の書籍を参考にさせていただきました。
著者は、大河内薫先生と漫画家の若林杏樹先生です。
大河内薫先生は、税理士YouTuberとして幅広く活躍中。私も時々YouTubeを拝見しています。
若林杏樹先生は、フリーランス漫画家、SNSでの情報発信も活発です。
興味がありましたら、お二人をぜひフォローしましょう!
では本題に入っていきます。
目次
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本記事の内容をYouTube動画でも配信しています。
動画であれば音声、画像も豊富に入っていますので、より分かりすくなると思います。
ぜひご覧ください(^^)
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この記事では
この記事では、書籍を参考として以下のことについて述べています。
- フリーランスと会社員の違い
- 抑えておくべき4つの税金
- 税金を操るお得なテクニック3選
この流れで解説します。
- サラリーマンだけど、今後独立を考えている
- 副業が軌道にのってきたので、税金のことを理解しておきたい
- 今後のために税金について知っておきたい
こんな人むけになっています。お読みいただくだけで、きっと理解が深まります。
これを機に、税金のこと学んでみましょう!
フリーランスと会社員の違い
違いは?
会社員は雇用契約であり、「使用者」と「労働者」の関係に別れます。
労働者は基本的に会社の規定に沿って労働を行い、休暇を取得する必要があります。
- 時間を拘束される
- 好きな部署に属せるかは分からない
- 上司部下の関係がある
などのデメリットもある一方で、福利厚生が豊富だったり、雇用は簡単には切れないので安定しているという特徴があります。
会社員は自由度少ないけど、やっぱり安定!
一方、フリーランスはプロジェクトごとに業務委託契約をすることが一般的で「個人事業主」となります。
とくに委託契約などはせずに、自分だけで事業を組み立てる方もいらっしゃいますね。
基本的に個人の裁量で仕事を決められることがメリットですが、反面すべてのことを自分で行う必要があり、保障が手薄なことはデメリットです。
フリーランスは自由!でもすべて自分の責任。。。
雇用の変化
近年では、フリーランスの数が増えています。
ランサーズのHPに分かりやすい調査がありますので載せておきます。
端的に言うと、ここ10年以内でフリーランス人口は2倍以上に。またそれにともない経済規模も28兆円と膨らんでいます。
これからは個人で稼ぐ時代!
背景は様々で、
- コロナ禍をきっかけにリモートワークが普及
- メンバーシップ型からジョブ型へ、雇用形態が変化
- 副業の推進
- SNSの普及
このような理由で、フリーランス人口は増加し今後もさらに増えていくことが予想できます。
税金って
会社員の場合、税金は源泉徴収で自動できに徴収されます。
そのため自分で管理、納付したりする必要はなく、これは勤め人のメリットと言えます。
しかしフリーランスになれば、売上管理、税金の計算、納税、社会保険など全て自己管理する必要があり、税金について知っておくことは必須です。
フリーランスは全て自分で管理・・・
また税金は、国や地方自治体が提供する公共サービスに使われます。
「適切」に税金を払うことは、日本を豊かにし、個人の幸福も実現できることになりますので、正しい知識を身に着けて双方がWIN-WINになることが大切ですね。
税金に関する知識がないと、適切な税金が払えない。
また過剰に払ったりしてしまうことがある。
フリーランスのメリット・デメリット
ここでは、フリーランスのメリット・デメリットを確認しておきましょう。
メリット
- 自由な働き方ができる
- スキルを活かせる
- 収入は青天井
- 税金をコントロールできる
やはり最大の魅力は、自分の好きなこと、得意なことを自分の裁量で決めて働けることだと思います。
働く場所、時間に縛られることがない、上司部下の関係もないので、自分のやりたいことに全集中できるのが一番の魅力でしょう。
取引先がある場合もありますが、よほど納得できないような交渉になった場合は契約を断ってもよいわけで、こういった点はサラリーマンでは中々体験できないでしょう。
どこまでいっても自由で責任も自分が持つ。
また頑張りが給料に直結します。
仕事を自分で取りに行く、スキルを高めて単価を上げるといった行動が成果に直接結びつくことがあるのも魅力です。
そして書籍の大きなポイントの1つである税金。
サラリーマンは殆ど税金をコントロールできず節税の余地がありませんが、フリーランスは違います。
経費と控除を最大限活用することで「税金の適正化」を行うことができます。
だから税金の知識が必要なんですね。
これは法人や個人事業主の特権!
デメリット
デメリットは以下です。
- 収入が安定しない
- 社会的信用が(最初は)低い
- 福利厚生がない
- 全部自分でやる必要あり
サラリーマンの場合、会社からタスクが与えられるため自ら仕事を取りにいかなくても良いケースはあります。
しかしフリーランスだとそうはいかず、自ら営業して仕事を貰いにいく必要があります。
またスキルが如何に高くても、それだけでは仕事は回ってきません。
取引先との関係構築が重要で、信頼・信用が積みあがっていないと仕事を貰えないことも多々あるでしょう。
結局は1人ですべてできるわけじゃなく、一緒に仕事をしてくれる人がいて成り立つ
そして毎月の収入の不安定さがあります。
サラリーマンであれば毎月同じキャッシュが入ってきますが、フリーランスは仕事量や出来栄えで決まります。
この安定感の無さはフリーランスの最も大変な部分とも言えるでしょう。
仕事がなくなれば、とうぜん収入もゼロ。。。
またフリーランスは、社会的信用が低い傾向があります。
- クレジットカード作成
- 住宅ローンを借りる
- 賃貸に住む
信頼が積みあがるまでは、これらが困難だったりする・・・
他にも福利厚生がありません。
- 健康診断
- 労災保険
- 住宅手当
- 産休・育休手当
- 交通費
- 退職金
サラリーマンは、上記のような沢山の福利厚生の恩恵を受けていますが、フリーランスには一切ありません。
これらを考えると、会社員って相当手厚いなぁ・・・
そしてフリーランスは、全ての業務を自分でする必要があります。
- 営業
- 売上管理
- マーケティング
- 契約・交渉
通常の会社であれば、各部署の専門家が行うことをすべて自分で行う必要があり、これはなかなか大変です。
こりゃ大変だ・・・
でもそれをひっくるめて好きなことや得意なことがあればフリーランスは魅力的!
抑えておくべき4つの税金
さて、ここからはフリーランスになるなら抑えておくべき4つの税金についてです。
- 所得税
- 住民税
- 事業税
- 消費税
この4つについて見ていきましょう。
所得税
1年間に稼いだ「所得」に関してかかるのが所得税です。
ポイントは「収入」ではなく「所得」ですね。
所得税がどうやって決まっているかというと、
売上-経費-控除=所得(課税所得)です。
サラリーマンだと、経費扱いは殆どできないし、控除も少ない。
基本的に税金はとられるがまま。。。
日本は累進課税制度を採用していますので「所得」が増えれば増えるほど税金が上がります。
- 195万円以下なら5%
- 695万円超 900万円以下なら23%
- 4000万円超ならなんと45%
と所得に応じて税金の振れ幅が大きく変わってきます。
所得は売上-経費-控除で決まっていますので、
- 経費をたくさん作る
- 控除をたくさん使う
この2点が「税金の最適化」には重要で、フリーランスはこの最適化ができるのが強みです。
フリーランスは税金の最適化ができる!
住民税
住民税は、所得の金額に関わらず一律で10%かかります。
確定申告をすると、その所得の情報が市町村に届いて金額が決定されます。
所得税が決まったら、住民税が決まる。
事業税
事業税は、ふだんサラリーマンしているとあまり聞き慣れない言葉かもしれません。
これは「事業」をしている人が払うべき税金です。
第一種事業、第二種事業、第三種事業でそれぞれ種類ごとに課税される金額が違います。
また芸術、林業、農業の一部など職種によっては非課税なものもあります。
フリーランスなら、自分がどの職種にあたり、いくら税金がかかるか確認しましょう!
消費税
消費税は、普段の買い物でもなじみが深いですね。
フリーランスは、課税所得によって納付義務が分かれ、必要な場合は課税所得が決定した2年後に支払いをすることになります。
- 課税所得が1,000万円超→2年後に支払い義務あり
- 課税所得が1,000万円以下→免税事業者となりしはらい免除
なお、本書で知った小技ですが、課税所得が1,000万円以下の場合は消費税を納めなくてよいが、取引先に消費税を請求しそれをポケットマネーに入れることが可能です。(れっきとした合法です)
こんなテクニックがあるとは・・・
税金を操るお得なテクニック3選
最後に、税金を操るお得なテクニック3選をご紹介します。
- 必ず青色申告を利用する
- 経費は自分の心で決める
- 小規模企業共済、iDeCoを利用する
税金を操るには
- 経費をたくさん作ること
- 控除をたくさん使うこと
でしたね!
必ず青色申告を利用する
確定申告は4つの種類があります。
- 白色申告→控除なしで帳簿作成が簡単
- 青色申告(10万円控除)→帳簿作成が簡単
- 青色申告(55万円控除)→帳簿作成が複雑
- 青色申告(65万円控除)→帳簿作成が複雑+電子申告
となっています。
青色申告で55万円以上の控除を受ける場合、複式簿記が必要です。
簿記の知識がなくても、会計ソフトを使えばわりと簡単に作成することができるので活用しましょう。
会計の知識は役に立つので簿記を学んでおくのもよいかも!
そして、65万円の控除でどれくらい得をするか一例を確認しましょう。
課税所得が195万円のケース(所得税5% 住民税10%)
- 青色申告なし→納税額292,500円
- 青色申告あり→納税額195,000円
となり、その差は95,000円にもなります!
95,000円は大きいですよね!やらない理由がない!!!
他にも青色申告をすると
- 身内に給料を払って経費にできる
- 10万円以上、30万円未満の高額なものを一括で経費にできる
- 赤字を3年間繰り越せる
このようなメリットもあります。
活用しない手はないですね!
経費は自分の心で決める
どこまでが事業の経費になるの?
そんな疑問は湧きますね。
しかし、事業の経費の線引きはけっこう曖昧で、結局は事業のことを良く理解している自分が決めるしかないのです。(もちろん制約はあります)
ポイントは、事業の売上を得るためになっているかどうかです。
だから経費の線引きは自分でする。事業の売上と関連があるか説明できれば経費にできるかもしれない!
経費にできれば、、、税金が下がる!
また生活に利用しているものでも、仕事として一部使っているとみなすことができれば、経費計上可能なものがあります。
たとえば
- 家賃、水道光熱費
- 交通費、車両代
- カフェ代
などです。
全額は無理ですが、現実的な範囲で経費にできる。
例えば常に在宅で仕事していたら、家賃の3割~5割を経費に。など
小規模企業共済、iDeCoを利用する
フリーランスは、会社員と違って老後のための資金準備に不安があります。
厚生年金、退職金といったものがないからですね。
そこで「小規模企業共済」と「iDeCo」という強力な制度を活用しましょう。
小規模企業共済は、毎月自分でお金を積み立てて、事業を辞める時に受け取ることができる仕組みです。
- 利回り1%~1.5%で小規模企業共済が運用
- 掛金は全額所得控除
- 掛金は1000円~7万円で自由に設定可能
- リスクを取らずに節税できるのが最大の特徴
あまりリスクを取らずに、積立ておきたい人むけ。
掛金が大きくなると、節税メリットが非常に大きい。
iDeCoは、個人型確定拠出年金です。
- 小規模企業共済との違いは、掛金を自分で運用すること
- 運用商品によってリスクが変動
- 掛金は全額所得控除
- 個人事業主は最大6万8000円拠出可能
- 年金なので受け取りは60歳~
資金拘束はあるが、運用で高い利回りを狙うことができる。
長期間投資できるなら非常にオススメ。
2つ組み合わせると節税額が凄いことに!!!
iDeCoについては、別の記事で解説を行っています。よろしければどうぞ!
まとめ
今回は以上です。内容をまとめます。
- 納税は、国や地域のためになる非常に素晴らしい行為
- フリーランスになれば全て自分で管理することが必要
- 知識を身につけて「適正な」納税をしよう
- 経費と控除を徹底活用することが、適正な納税への近道
本書には、これ以外にも非常に分かりやすく、濃い内容が書かれています。
ぜひ書籍をお手に取ってみてください。
税金について学び、正しく納税できるようにしていきましょう!
それではまた!