FIREするための投資/倹約

【ロボアドでFIREできる?】ウェルスナビ(WealthNavi)の詳細とメリット・デメリットを解説!

皆さん、こんにちは。ブルースです🦇(ブルースTwitter)

投資むずい

資産運用したいけど難しくてよくわからない

投資めんどくさい

投資に時間を掛けたくない

FIREしたい

でもお金増やしたい!

できればFIRE(経済的自立)も達成したい!

そんな人のための記事です。

本記事では、この数年で利用者が増えている人気のロボアドバイザーである、ウェルスナビ(WealthNavi)について分かりやすく解説します。

尚、本記事内容は全て公式から確認できる情報から要点を絞ってお伝えしています。

詳細は、ウェルスナビの公式をご確認ください。

私は、2030年にFIRE(Financial Independence Retire Early)、つまり経済的自由を得て好きを仕事にして生きることを目指しています。FIREについてご存知のない方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。

FIREとは?世界中でムーブメントがおきている新しい生き方

FIREを目指す男のブログ方針とプロフィール

先にこの記事の結論です。

  • ウェルスナビは長期の資産形成にはあり!
  • ロボアドバイザーの中では最も品質が良いと考えられる(2021年10月時点)
  • FIREを目指している人でも利用する選択肢に入る。

※ただし手数料分のリターンが下がることを許容できればという条件つきです。

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投資はしたいが

  • 運用に一切時間を使いたくない
  • リバランスなど難しいことをしたくない
  • 手数料1.1%くらいなら気にならない

こんな風に考えている人にはオススメできる!

順を追って解説します。

ウェルスナビの概要

ウェルスナビの概要です。

  • 2016年 サービス開始
  • 2020年12月 東証マザーズへ上場
  • 運用総額 5500億円突破(2021年9月)
  • 運用者数 28万人 

ここ数年でかなり利用者が増えています。預かり資産は2021年の3月には3900億円だったものが5500億円まで急増。

また2020年にはマザーズへの上場も達成。これからの伸びしろにも期待出来そうですね!

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急激に利用者が増えている!

コンセプトとして、

  • 長期
  • 分散
  • 積立

を推奨しており、米国、欧州、アジアをはじめとした投資適格とされる世界の約50ヵ国へ自動で分散投資をロボアドバイザーにより実現しています。

また投資先は6~7つのETF(上場投資信託)を選んでおり、銘柄数では何と1万1000銘柄にものぼります。

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世界中に分散投資する、投資の王道的なやり方!

ウェルスナビの理念には共感できるものがあります。

  • 日米の金融格差を是正したい
  • テクノロジーの力で富裕層でなくても世界水準の運用を
  • 資産づくりのインフラになる

すこし端折って書いていますが、ウェルスナビ創業の思いで書かれていることで、私もこの点は同感です。

金融商品って

  • 物凄い数の商品がある
  • 商品を複雑化させ顧客をけむに巻く
  • 詐欺のようなゴミ商品が売られている

そんなこともしばしばあって、未だ投資に対するイメージは良くないからなのか、日本の投資は進んでいません。

その点、ウェルスナビは

  • 単純明確な仕組み
  • 王道な投資法
  • 変な売り込みもしない

と消費者目線であると感じました。

資産運用は難しいと考え敬遠してしまう人はまだまだ多いと思いますが、「何もしない」よりはウェルスナビに投資をするだけでも、長期的にみると一般的な投資家と遜色ない結果が出せるような優良な投資対象だと考えます。

サービスの詳細・メリットを確認

どこに投資している

この点でウェルスナビが凄いなと思った部分は、

  • 良質な少数のETFに厳選して投資している
  • 手数料が割安なものを選んでいる
  • アセットクラスも分散している

この3点です。

ウェルスナビでは、5つの観点で投資対象のETFを選定されています。

  1. インデックスファンド→市場全体の指数に投資し平均を取りに行く
  2. 資産規模が大きい→償還リスクが少ない
  3. 流動性が高い→流動性が低いとすぐに売買できない、思った値段で売れないなど発生しやすいので高い銘柄を選定
  4. 外国投資信託の届け出がされている→金融庁が認めた信頼ができる商品
  5. 低コスト→長期投資で最も重要な保有コストが安い銘柄を選定

どれも投資をするうえで非常に重要な要素です。

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個人で投資をするにしても、同じ判断基準でチェックするべき指標!

実際にウェルスナビが投資している銘柄は以下です。

どれも優良銘柄ですが、1つずつ概要を確認しましょう。

株式

VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)

バンガード社が運用する米国の大型~小型まで約3500社に投資するETFです。米国市場全体を買うのとほぼ同等の効果が得られる超優良なETF。20年を超える運用の歴史があり、純資産総額10兆円越え、保有コストも年0.03%と最高水準の安さ。筆者が全力投資しているETFです。

VEA(バンガード・FTSE先進国市場(除く日本)ETF)

米国を除いた、欧州とアジアなどに投資するETF。米国を除く先進国にバランスよく投資するETFで、日本が組み入れ比率トップで20%越え。残りを欧州各国や韓国などに投資しています。こちらも運用10年以上の実績と保有コストが年0.05%と安いです。

VWO(バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF)

新興国に投資するETF。運用の歴史は15年以上。投資先は中国を主力として台湾、インド、ブラジルなどです。純資産総額も5兆円以上。保有コストは年0.10%と少々割高です。

この3つのETFを組み合わせて投資することで世界中の株式に分散しています。

またVTという世界に分散投資するETFがあるのですが、VTの保有コストが年0.08%であることからこの3つを組み合わせた方がトータルコストが安くなるため、この購入の仕方になっているようです。

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安く買い付けるための工夫!

これは自分でETFを買う場合も参考になる。

株式以外

AGG(iシェアーズ・コア米国総合債券以上ETF)

米国の中でも安全性が高い優良社債や国債に投資するETF。金利が上がると、株式の価格が下がって債券の価値が上がることが多いため、債券は株のリスクヘッジとして持たれることが多いです。運用会社はブラックロックという米国最大の運用会社。で保有コストも0.04%と安いです。景気が悪い時には値上がりしやすいですが、インフレには弱いという株とは反対の性質があります。

TIP(物価連動債)

米国政府が発行する物価連動国債に投資するETF。債券が物価上昇に弱いため、そのヘッジのために組み入れられます。ウェルスナビではリスク許容度1と2しか用いられていません。

GLD(SPDRゴールド・シェア)

金に投資するETFです。金は株式と逆相関の動きをします。金融危機などの際には金の価格が上がるため、株式下落のヘッジとして機能します。株のように何かを生み出すものではないので、インカムの収入はなく価格の値動きだけがあります。運用会社は、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズという米国の会社です。

IYR(iシェアーズ米国不動産ETF)

米国の不動産市場に投資するETF。REITという不動産投資信託を用いて米国のオフィスビルやホテル、住宅に投資します。

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これらは全て優良なETFといえる!

これまでの運用成績は?

運用レポートによるとサービス開始の2016年1月に100万円入金、その後は毎月3万円を積み立てた結果が以下となっています。(リスク許容度が5段階設定別、円建て)

リスク許容度累積元本額資産評価額リターン
1304万円386万円+26.9%
2304万円 414万円+36.2%
3304万円 434万円+42.9%
4304万円 455万円+49.5%
5304万円 465万円+53.0%

この5年間の結果だけ切り取ると、ここ数年地合いが良かったため、当然と思われるかもしれませんね。

ここでは割愛しますが、ウェルスナビ公式では1992年から25年間サービスがあったと仮定してのシミュレーション結果を公開しています。そちらでも同じ条件の100万円初期投資、月3万円積み立てで+140%を超えるリターンが出ています。(公式はこちらから)

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手数料1.1%払っても、自分がほぼ何もしていないことを考えると、銀行に預けるよりは遥かにいい!

自分にあったリスク許容度を選べる

ウェルスナビでは5段階のリスク許容度が設定可能(運用中でいつでも変更可)

許容度1が最も低リスクで、段階を上げると高いリスクを取るポートフォリオに変更されていきます。

リスク許容度を決定する指標は

  1. 年齢
  2. 年収
  3. 金融資産はおおよそいくらか
  4. 毎月の積立額
  5. 資産の運用目的
  6. 株価がもしひと月で20%で暴落したらどうするか

以上の6つの質問に答えるだけで即座に診断してくれます。

1分で診断できるので試してみてもいいでしょう。

ウェルスナビ公式からどうぞ!

リバランスが最大のメリット

私が一番注目しているのは、自動リバランス機能です。

なぜなら、リバランスが長期で運用していくのに難しい行為の1つだからですね。

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この機能が無かったらオススメしていません。

ウェルスナビでは、上記で選んだリスク許容度にもとづいて完全自動で定期的にリバランスを行ってくれます。

リバランスのタイミングは3つあります。

  1. 前回のリバランスから半年後
  2. 一定以上バランスが崩れたとき
  3. 追加入金があったとき

資産運用を長い目でみると、どこかでポートフォリオのバランスを整える必要があります。

若い時は株式と現金のようにシンプルでもよいかと思いますが、老後は株式だけだとリスクが高すぎるので債券や金を持つと考えている人も多いのではないでしょうか。

でもいざ様々なアセットクラスを保有すると、リバランスのベストタイミングが判断できない、いつ何を売買すればよいか判断できない。と頭を悩ませる人は多いと考えられます。

もし、自分が「株」「債券」「金」「不動産リート」のような複数のアセットクラスを持っていたとして売買のタイミングを計れるでしょうか?

正直言ってかなり難易度高いと思います。ロボが決めたルールでオートに実行する方が間違いなく精度が高いはずです。

ブルース

機械的に淡々と実行してもらえることのメリットは大きい。

少なくとも私はロボに勝てる自信はまったくない。

運用が完全自動かつスマホアプリのみで完結

全てスマホアプリだけで完結するという点は、やってみて凄く楽でした。

設定が簡単

  • 口座の開設
  • 入出金
  • 運用状況の確認
  • 積立額の変更

すべて他の証券会社を利用するよりスムーズです。

通常、証券口座を開設するのには1週間以上時間が掛かったりしますが、ウェルスナビは登録した翌日には入金して運用開始可能。

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こんなすぐに出来ていいの?ってくらいすぐできました。

運用が楽

最初の買付と積立金額の設定だけ行ってしまえば、完全放置でOK!何もすることはありません。

他の投資でいうと、例えば米国株などを買い付けるためには外国株式を購入する口座を開いて、円をドルに換金して持っておく必要があったりと株を買う前の段階で手間が掛かったりしますが、そういうのも全て代行してくれます。

私の個人的な考え方ですが、投資で大切なのは「投資に時間をかけすぎない」ことと考えています。

  • 時間をかければ必ずしも利回りが上がるわけではない
  • その時間を入金力を高めることに使った方が得
  • プライベートの時間を充実させると人生楽しい

こういったことから、手数料を払って運用代行してもらい「時間を買っている」と考えるとプラスの面は大きいと考えます。

ブルース

開設と設定さえしてしまえば、投資に使う時間はほぼ0になる。

これも大きなメリットだ!

「おまかせNISA」で120万円の一般NISA枠を使える

ウェルスナビでは、NISAも設定が可能で、こちらも完全自動で運用されます。

利用した場合、通常口座とNISA口座の2つの口座を開設して、NISAのメリットが最大限活かされるようになっています。特徴は以下です。

  • 非課税メリットを享受できるようにNISA口座を優先して資産を購入
  • その非課税枠が埋まったら通常口座で購入
  • 非課税メリットを最大限活かすため、株、不動産を優先買付
  • リバランスの際、NISA口座から売却されない

NISA口座は、その運用益が非課税になることが最大のメリットであるため、通常口座よりも先に利用した方が利回りの最大化が実現できます。

債券や金などはリターンの幅が小さいことが特徴ですのでNISAで購入するにはむいていません。

この点を考慮して株と不動産を優先して買付しているのは優秀ですね。

また売却をしてしまうとせっかくの非課税メリットが台無しになってしまうので、その点も売却をしないように対応されている点はよいです。

ブルース

NISAのメリットを最大限受けられる仕組みになっていることはとても良い!

デメリットを確認

ここでは、デメリットを2点あげておきます。

手数料が1.1%(税込み)かかる

手数料1.1%をどう考えるか

ここが納得できるかがウェルスナビを利用する一番の判断基準です。

これまで上げてきたメリットを全てひっくるめて、預かり資産の年率1.1%の手数料が必要で、これはインデックスファンドを自分で購入して管理することに比べると割高になります。(※3,000万円以上の保有分については0.5%まで下がるので、3,000万円を超えるとかなりお得になります。)

株式投資の平均リターンが5%と考えても4%程度までリターンが落ちることになるので、この点だけが唯一悩むところでしょう。

ウェルスナビは、この1.1%の手数料さえ払っていれば全てのサービスが無料で使えるのでその点を考慮しすることが重要です。

例えば米国株への投資をしていると

  • 円をドルに換えるのも手数料がかかる
  • 株を売買するのも手数料がかかる
  • これらを手作業で行う手間暇もかかる

と色々なコストも手間暇もかかるのは事実なので、頻繁に売買を繰り返すくらいならウェルスナビに軍配があがるかもしれません。

ただし、インデックスファンドへの集中投資と先にあげたアセットクラスのリバランスが自分で実行できる人ならウェルスナビに頼る必要はないでしょう。

ブルース

手数料に納得できれば投資対象としては条件クリアと考えます。

長期割という仕組みで手数料が下がる

補足ですが、ウェルスナビには長期での資産形成をサポートするために「長期割」という仕組みがあります。

仕組みは以下です。

  • 1%の手数料が長期運用で最大0.9%まで下がる
  • 投資金額に応じて6ヶ月ごとに割引が進む
  • 一度出金をすると再スタートになってしまう

※半年ごとの割引率は投資額で2パターンあり、

  • 50~200万円までは、半年ごとに0.01%下がるので5年ほどで0.9%まで下がります。
  • 200万円以上になると割引が0.02%になるので2.5年で0.9%まで下がります。
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長期で出金せずに運用することで手数料を下げられる

最低投資金額が10万円、積立は1万円から。

ウェルスナビは、投資可能金額が投資信託と比較すると少し高めです。

投資信託では100円から積立できるのが通常になっているので、最初に10万円、積立が1万円となると少々ハードルが上がりますね。

より小額での投資がいい場合は、投資信託が推奨されます。

ブルース

もしより小額での積み立て投資がよければ

SBI証券

楽天証券

がオススメです。

以下に詳細記事のリンクを載せておきます。

SBI証券についての解説記事はこちら

楽天証券についての解説記事はこちら

結論、こんな人が利用するべき

ではここまでをまとめると、どのような人がウェルスナビを利用すべきでしょうか。

私が考えるのは以下のような人です。

ウェルスナビは、長期で資産運用を考えている方で、資産を大きくしたいと考えている人にオススメできます。

可能であれば50万円以上を最初に入金できると「長期割」の恩恵も受けられるのでお得ですが、はじめは小額からでも問題ないでしょう。

個人的にはウェルスナビは以下のような手法よりはるかにリターンが出せる確率が高いと考えています。

  • 知識がないが個別株をやたらと売買する
  • アクティブファンドに投資する
  • むやみにリスクをとった投資をする(レバレッジやFXなど)

長期投資は10年~20年以上の時間をとる必要があるため、短期的にお金持ちにはなれないですが、ウェルスナビは長期投資の王道的戦略を取っているのでより確実性は高いといえるでしょう。

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しっかり積立を進めていけば成果がでる確率が高い投資方法だと思いました!

今回は以上です。

ロボアドバイザーも進化は目覚ましいものがあるといえます。

今後、資産運用はもっと自動化が進んでいくのかもしれませんね!

今からウェルスナビを使って、運用をオートメーションしてみる価値はじゅうぶんにあるといえます。

ウェルスナビの公式から確認してみましょう!

ウェルスナビの実践結果については、今後レビューしていきますが、ブログ仲間の「はるひなさん」の記事が分かりやすいため、この場を借りて紹介いたします。↓の記事からどうぞ!

【実体験レビュー!!】AIでおまかせ投資ってどうなの!?ウェルスナビによる運用実績を大公開!!

経済的自由を掴むために、これからも一緒に頑張っていきましょー!

それではまた!!