皆さん、こんばんは。FIREを目指しているブルースと申します。
FIRE(経済的独立)を実現して、自由な生活を目指している方が増えていると思います。
しかし現実には失敗例もあるようです。
せっかく獲得した自由を手放さなくてもいいように、事前に対策を練っておきましょう。
この記事を読めば、以下のことが分かります。
- FIREの主な失敗原因3つ
- 失敗を避けるための具体的対策と心構え
FIRE失敗の主な原因3つは以下です。
- 資産運用の失敗
- 過剰な支出
- 心身の健康トラブル
ここからその理由を一つずつみていきながら、最後にその対策も一緒に考えていきましょう。
①資産運用の失敗
考えられることは2点あります。
- 投資商品の暴落→株式の価値喪失
- 暴落時の狼狽売り→その後のキャッシュフローの喪失
景気と同じで、株式の価値も常に上下しています。
直近ではコロナショックがありましたが、株式価値の暴落は常に可能性を秘めています。
以下、日経平均の暴落が起こった際の数字を見ていきましょう。
期間 | 下落率 | |
ITバブル | 2000年4月~2001年3月 | 約43% |
リーマンショック | 2008年6月~2009年3月 | 約51% |
コロナショック | 2020年2月~2020年3月 | 約30% |
この間に、資産の取り崩しや狼狽売りを行っての損失や、配当金を得られなくなるケースが考えられます。
投資家は、常に30~60%の暴落は起こりうるものとして想定しておくことが必要です。
②過剰な支出
資産収入>支出のバランスが崩壊し、立て直せなくなるケースがありそうです。
固定費や生活費をコントロールできず、配当金より生活費が高くなってしまうとFIREの継続に影響がでます。
また、時間が余るので、お金を使うことが増えてしまうことがあるようです。
③心身のトラブル
心身のトラブルは、<身体>と<精神>に分類できます。
<身体>
- 長生き→80歳を想定していたが、90歳まで生きた
- 病気→思わぬ疾病で、高額の医療費を負担することになった
<精神>
- 孤独→コミュニティーの喪失により、社会からの断絶
- 退屈→やりがいのない生活で活力の喪失
どのように対策を取っていくべきか、項目別に考えましょう。
下記に、私が考えている対策を記載します。
資産運用の対策
- FIRE後は、暴落に耐えうるポートフォリオで分散投資を徹底する
- 資産を守る晩年期は、債券、金の保有を検討する
- 個別株の比率は少なめにして、投資信託・ETFで分散を効かせておく
- 生活防衛資金は現金で保有しておき、資産の取り崩しを防ぐ
支出の対策
- 毎月の生活コストを算出し、その範囲内での生活に慣れておく
- 固定費をできるだけ削減しておく
心身のトラブル
- FIRE前から、適度な運動を習慣化しておく
- 食生活を見直して、生活習慣病を予防する
- 趣味やビジネスなど、夢中になれることを作っておく
- 興味のあるコミュニティーに入り込み、友人を作っておく
FIREの戦略を見直すのは有効
- サイドFIREに切り替える
余裕資金が生まれるだけの労働を行い、その収入で生活費を賄う。
分配金、配当金は再投資を繰り返して資産を増やす。
- ファットFIRE→リーンFIREに切り替える
資産収入>支出 のバランスを崩さないようにする。4%ルールを厳守する。
※但し、一度生活水準を高めると下げるのは非常に大変です。
FIREの種類については以下の記事で解説しています。
あなたの求める生活レベルにあったFIREの形は何か確認してみてください。
※私は、稼ぐ力を維持しながらリタイアするサイドFIREを推奨しています。
まとめ(FIRE後の生活を幸せに安定して過ごしていくために)
資産運用、支出、健康に対しては、プランを十分に考え抜いた上でFIREに突入することが必要ですね。
そうは言っても、想定外のことで判断に悩むこともあるでしょう。大きなストレスもかかるかもしれません。
FIREが苦痛になるなら、中止するという選択肢を持っておくことが重要です。
FIREはあくまでも引退後に幸せな生活を行うための手段です。
無理をして何かを我慢したり、ストレスを抱えてまでFIREを継続する必要はありません。
いくつかの選択肢を用意しておき、柔軟に対応できるように前準備をしておきましょう。
今回の記事が、皆さんのFIREの手助けになれば幸いです。
これからも一緒に頑張りましょう!それではまた!!