皆さん、こんにちは。ブルースです🦇
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FIREに憧れるけど、ギリギリの生活は嫌だな。
仕事をしなくなると退屈じゃない?
そんな人は『パラレルインカム』をめざしてみると良いかもしれません。
本記事では書籍『パラレルインカムのはじめ方』をご紹介して、経済的自立の1つの形をみていきます。
目次
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本書の目次
目次
本書の目次です。
- 第一章 精神的にも経済的にも自由になる「パラレルインカム」とは?
- 第二章 人生を自由にするための「お金の7か条」
- 第三章 私はこうして「ストレスのない自由な人生」を手に入れた
- 第四章 パラレルインカムで手に入る「5つの自由」
- 第五章 パラレルインカムを実現する4つのステップ
- 第六章 なぜパラレルインカムは「FIREの5倍ラク」なのか?
- 第七章 パラレルインカムを実現した6人のリアルストーリー
お金のことも広く学べて、実際にパラレルインカムを達成するにはどうしたら良いかわかる内容になっています。
この記事では
本記事では
- 第一章 精神的にも経済的にも自由になる「パラレルインカム」とは?
- 第五章 パラレルインカムを実現する4つのステップ
- 第六章 なぜパラレルインカムは「FIREの5倍ラク」なのか?
この3つの章から気になる部分を抜粋してご紹介します。
パラレルインカムについて学んでいきましょう!
パラレルインカム
パラレルインカムとは?
本書によるとパラレルインカムは労働所得と資産所得の組み合わせのことを指します。
- 労働収入は「好きなこと、社会に貢献できること」を仕事にする。
- 資産収入は「不動産からの家賃収入」を柱にする。
こうして「収入の複線化」により高収入を実現させ、充実した人生を送るための手段です。
食べるため、住むために仕事をすることを「ライスワーク」と呼ぶことがありますが、本書では夢や好きなことを追い求める活動である「ライフワーク」をめざすためにするメソッドを「パラレルインカム」と呼称しています。
パラレルインカムは、収入の最大化、好きな仕事、好きな活動を両立するための方法!
FIREとの違いは?
FIREと何が違うの?
FIREとはFinancial Independence Retire Early(経済的自立と早期退職)のことを指します。
FIREについてのまとめ記事はこちらです。
FIREは、労働と倹約を通じて生活費の25年分の貯蓄を行い、それを株式や債券などの金融資産に投資を行う。
そうして投資した金融資産から得られる所得の範囲で基礎生活費を賄い、働いても働かなくても良い「経済的に独立」した状態のことを言います。
※本書においては、FIREは労働はしないものとして書かれていますので、当記事でもその前提で話を進めます。
つまり
- 労働所得×資産所得の組み合わせ=パラレルインカム
- 資産所得のみで生きていく=FIRE
ということですね。
私がめざしているのがFIRE!!!
達成後に労働するかしないかはその人の自由だけどね!
FIREには弱点がある
労働を伴わないFIREには弱点があると述べられています。
暴落に弱い
FIREは、25年分の生活費を貯蓄し、それを株式や債券に投資して4%の資産所得を得る「4%ルール」が目安にされることがあります。
5,000万円を投資して5%の利回りで運用、税引き後に4%の手残りがあるとすると200万円です。
年間にこの200万円で生活できればFIREが実現していると言えるでしょう。
しかし、株式や債券市場は常に上昇し続けるとは限らず、景気や経済の流れで数年間不調が続いたり、ときには暴落をして価格が半分ほどになることもあります。
もしFIREしたあとに暴落したら・・・
ですから、金融資産から得られる収入が生活がギリギリできる水準でFIREすることは相応のリスクがあり、場合によっては破綻して労働に逆戻りすることもあるでしょう。
1億円を貯めるのはハードルが高い
またFIREするために必要な金額を準備するには労働と倹約が欠かせません。
必要な金額は世帯の人数、生活水準などで違いはありますが、5,000万円~1億円は必要と考えてよいでしょう。
もし仮に年間生活費を400万円とするなら、400×25=1億円
運用なしで考えると年間500万円の貯蓄を20年間かけて行う必要があります。
年間500万円の貯蓄はサラリーマンの収入だけだと困難。。。
引退後の生活が暇
本書では実際に投資で資産を得て、1ヵ月引退生活をしてみた40代の方の意見が以下のように書かれていました。
「平日の昼間からたっぷり町を歩いてみました。そうしたら何か違和感を覚えたんです。どれだけ歩いても街中には高齢者しか見かけないんですよ」
「ちょっとなまった体を動かそうと思い、スポーツジムに行ってみたんですけど、やっぱり高齢者ばかり。今の年齢からこういうコミュニティの中で生きていくのが、本当に正しいのだろうかと思ってしまったんです」
この点は、たしかに早期リタイアするさいによく考えておかなければならないでしょう。
だからパラレルインカムでは生きがいのある仕事を重視しているとのことです。
様々な年代と交流できる場はたしかに必要!
パラレルインカムを実現するための4つのステップ
つぎに「パラレルインカムを実現するための4つのステップ」をみていきましょう。
ステップ① 労働所得を増やす
ステップ② 資産構築をする
ステップ③ 資産所得をつくる
ステップ④ 仕事でも自己実現を達成する
となっています。
本記事ではステップ①~③について述べていきます。
ステップ① 労働所得を増やす
お金を増やす方法には2つあります。
- 労働資本を労働市場に投下する
- 金融資本を金融市場に投下する
この2つです。
ステップ①では労働所得を増やします。これが投資の「元手」になるからで、まずここを避けては通れません。
労働所得を増やすというと「給料を上げる」ということをイメージすることが多いかもしれません。
しかし、視野を広げていかないと簡単には給料は増えていきません。
労働所得を増やす要素は「市場」と「自分」にわけることができます。
市場
労働する「市場」を選ぶことは非常に大切です。
バスケットボールで例えると、NBAは選手の平均年俸が10億円。
それに対して日本のBリーグでは1,300万円とのことです。
つまり同じバスケットボールでプロになるにしても、同じスキルを持っているのであればNBAでプレーした方が年収が上がります。
会社でも同じことがいえ、電気、ガスなどのインフラや金融、保険などは比較的安定した需要が望めるため業界として平均年収が高い傾向があります。
しかし宿泊業、サービス業などの平均年収はその半分にも満たないということが、国税庁が発表している「民間給与実態調査」でも明らかになっています。
まずは「稼げる市場」で働くことが大事!
自分
自分には「スキル」と「コンピテンシー」という2つの要素があります。
スキルというのは、「訓練や学習によって培われる高度な技術」です。
- 知識
- 生産性
- クオリティ
に分解することができます。
語学でコミュニケーションが取れる、プログラミングができるなどですね。
訓練で身に着けるもの
コンピテンシーは、「ハイパフォーマーに共通する行動特性」というものです。
少し抽象的な概念ですが、一例では以下のようなことです。
- コミュニケーション能力
- 誠実さ
- リスクテイク
- チャレンジ性
- プレゼンテーション能力
- 第一印象
- ムードメーカー性
数値化しにくいことではありますが、多くの会社ではこういったこと能力が高い人が昇格をして高い給料を得ているのではないでしょうか。
人柄や性格と言ってもいい。
労働市場で給料を上げるためには、ここまでであげたように「市場」を選んで、「スキルとコンピテンシー」を最大限に高めることが重要となります。
ステップ② 資産構築をする
つぎに資産構築についてです。
資産を構築するためには、支出のコントロールが不可欠です。
支出を削減するメリット
支出のコントロールには以下のメリットがあります。
- 資産構築のスピードUP
- 経済的自由のハードルが下がる
収入-支出=貯蓄ですので、支出を下げられれば貯蓄のスピードが向上します。
また支出が少なければ少ないほど、労働と資産から得られる収入が少なくても生活がしやすくなるため、早期に働かなくても良い状態になれるでしょう。
経済的自由のためには支出の調整が必須
ライフスタイルインフレーションに注意
ライフスタイルインフレーションという言葉があり、これは収入の増加に伴い支出も増えてしまうことを意味します。
せっかく収入が増やせても、同時に支出を増やしてしまったら資産形成は進みません。
ライフスタイルインフレーションが起こる原因として「パーキンソンの法則」があります。
- 仕事の量は与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
- 支出の額は収入の額に達するまで膨張する
というものです。
①は夏休みの宿題を最後の日まで完成させないことと似ています。
②はまさにお金に直結するものです。収入が上がると、それに比例して支出も上げがちで、意識的に管理をしなければ際限なくお金を使い続けてしまいます。
人は時間もお金もあるだけ使ってしまう。ということですね。
仕組みで貯蓄をする
ライフスタイルインフレを防ぐためには以下のことが重要です。
- 仕組みで貯蓄をつくる
- 生活コストを抑える
- お金に対して長期視点を持つ
①の仕組みで貯蓄をつくるには「先取り貯蓄」がオススメです。
手取り収入から「投資」に使う金額を先に分けてしまいます。
- 株式投資 20%
- 自己投資 20%
- 生活費 60%
といった具合に、金融資本と自分への投資で使うお金は最初から証券口座へ入れたり、別の銀行口座へ移すことで、使わない状態をつくれます。
私も毎月の積み立て分は給料が入ったと同時に、証券口座へ決まった金額を移しています。
生活コストを抑える。の部分では
- 消費と浪費を混同しない
- 数字と感情を分けて考える
- リセールバリューを考えて買う
これらを意識しましょう。
消費=生活するのに必要不可欠なお金を使うことで、浪費=必要以上贅沢です。
お金を使う時、消費なのか浪費なのかどちらかなのかを考え、浪費であれば「自分にとって本当に必要なお金の使い方か」考えなおすことで無駄遣いを減らすことができます。
数字と感情を分けて考える。については、日常の買い物で使える考え方です。
買い物をしていると〇〇%安いとか、〇〇までに買うと限定価格。などの謳い文句で購入意欲を掻き立てられることがないでしょうか?
ついつい買っちゃいますよね・・・
これに対しては「安いから」を購入の理由にせずに「本当に必要なのか」を購入前に考えることで踏みとどまることができます。
そしてお金に対して長期視点を持つ。についてです。
一例では、時計があげられます。
私は職場でつける時計を、高い時計は不要だと考え、いつも安いものを探して購入し身に着けていました。
しかしモノが悪くすぐに壊れてしまい長持ちしません。
そうするとすぐに次の時計を買い替えることになり、その買い替えに使うお金や時間を失います。
一方、ある程度高い時計であれば長持ちして、それを売却する際にも高く売れることがあり、結果として得をする可能性もあるのです。
安物買いの銭失い。にならないようにしたいですね。
ステップ③ 資産所得をつくる
労働収入の最大化、支出の削減ができたら資産所得を作りましょう。
本書では株式などの証券投資とは別に不動産投資を推奨しています。
不動産投資のメリットやデメリットをかんたんにみてみましょう。
安定したインカム収入
資産から所得を得るためには2つの方法があります。
- キャピタルゲイン=売買の差益を得る方法
- インカムゲイン=配当、利子、家賃などの定期収入を得る方法
不動産投資では、住居などとして建物を貸出することで、家賃収入を得ることができます。
株式や債券は、景気の減退で配当金や利子が減ることがあります。
しかし不動産の場合は、住んでもらうことができさえすれば、基本的には安定した家賃収入が望めることが魅力といえるでしょう。
株などよりは景気に左右されづらい
レバレッジを効かせられる
レバレッジとは「てこの原理」のことです。
銀行から借金をしたお金で株や債券などの証券を購入することは認められていません。
そのため現金1,000万円しか保有していなければ1,000万円分が購入できるだけです。
しかし不動産投資の場合は、「事業」として考えられるため、借入金を不動産の購入代金にあてることができます。
借金できる金額の大きさは個人の「信用」で決まりますが、手持ちが1,000万円でも4,000万円のお金を借りて、それを購入代金にあて4,000万円の物件を購入することも可能です。
借金には「金利」がつきますが、家賃収入や諸経費を含めた金額が元本返済と金利の支払いより多ければ、収入のスピードを増加させることができます。
これが不動産投資の最大の魅力ですね!
リスクも大きいのが特徴
不動産投資は、このように資金を集中させて大きなリターンを狙うことができますが、その反面大きなリスクを伴う投資でもあります。
例えば以下のようなリスクがあります。
- 人口減少リスク
- 空室リスク
- 高額な物件を掴まされるリスク
- 住居者とのトラブル
- 震災や火災
日本では今後人口がほぼ確実に減少していきます。不動産で利益を得るためには、人口が維持できる場所であることが前提でしょう。
また良い場所にあっても周囲との競争もあり、入居者が埋まらない空室リスクも考えられます。
他にも不動産は魑魅魍魎の住む世界で、物件の価値を見極める力がないと高値で購入させられてしまい、投資した金額を回収できずに結局損をしてしまう。というのはよく聞く話です。
言うほどかんたんではなく、ビジネスとして組み立てられる力がないと難しい
甘く見るととんでもない目にあうかも・・・
まとめ
今回は以上です。
本書は、お金に関することを体系的に学べる本だと思います。
パラレルインカム=収入の複線化は経済的自立を目指す方なら賛同できる考えかたではないでしょうか。
本業の収入UPや副業、投資に取り組む方であれば、本書から学べることがたくさんありました。
不動産投資については、細かな部分まで言及されていませんが、興味がある方は導入として読んでみるのはオススメできます
収入を増やしたい意欲のある方はぜひご一読を!
それではまた!