皆さん、こんにちは。ブルースです🦇(ブルースTwitter)
早期リタイアしたいけど、何を改善するべきかな?
今のペースだと何年かかるんだろう?
教えてください!!
結論、「貯蓄率」こそが最重要な指標だ!
なぜ重要かを一緒に確認しよう!
資産形成において「貯蓄率」が最も重要な指標となります。
貯蓄率が高ければどんな人でも早期リタイアできるチャンスが訪れるといえます。
この記事では貯蓄率について考えてみます。
- 貯蓄率が重要な理由
- 貯蓄率別のリタイアまでの年数
- 投資よりも大切なこと
- 具体的なアクション
目次
もしFIRE(Financial Independence Retire Early) についてまだご存知ない方は、以下の記事をご覧ください。
貯蓄率が重要な理由

なぜ貯蓄率が重要か?
早期リタイアするために大切なことは何?
そんな質問をされたら何と答えますか?
- 年収が高いこと
- 投資が上手なこと
- リタイアまでの計画
こんなところが思い浮かびますね。はい。どれも重要です。
- 年収500万円の人と年収1,000万円の人なら当然1,000万円のほうが良い
- 投資の利回り3%より5%出せる人の方が良い
- 無計画より計画をきっちり立てられる人の方が良い
当たり前のことです。
ですが、冒頭であげたように最も大切なのは「貯蓄率」です。
理由は単純で「貯めないと増えないから」
手取り年収800万円でも生活費が800万円。つまり貯蓄率が0%ならリタイアは一生無理です。
手取り年収500万円でも300万円で生活すると貯蓄率40%。200万円残って10年で2,000万円。
10年で2,000万円貯められるのであれば、10年で老後資金をクリアできるレベルです。いまの日本でいえば、かなり優良家計と言えるでしょう。
この記事は、ここである意味話は終わりなのですが、もう少し考えてみましょう。
貯蓄率の公式
貯蓄率は「年間貯蓄額÷手取り収入」で計算することができます。
この公式から考えると貯蓄率を高める手段はたった2つ
- 手取り収入を増やす
- 支出(生活費orゆとり費)を下げる
シンプルですが、この事実をしっかり理解できているかは重要です。
資産形成は、とどのつまり「貯蓄率をどう高めるかというゲーム」ということなんですね。
あなたはどうやって貯蓄率を改善しますか?
貯蓄率別のリタイアまでの年数
クリスティー・シェンさんとブライス・リャンさん夫妻の著書で、貯蓄率と投資リターン別でリタイアまでの必要年数が記されています。
貯蓄率が重要であることの根拠としては、こちらの表が最も分かりやすいですね。
出典:『FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド』
貯蓄率別にリタイアまでの年数を見てみましょう(投資リターンを5%で確認)
- 貯蓄率10%→リタイアまで50年未満
- 貯蓄率50%→リタイアまで20年未満
- 貯蓄率80%→リタイアまで5年前後!!!
ここから分かることは、
- 10%の貯蓄率だと50年未満かかる(達成するころには高齢)
- 50%を超えるころから早期退職が現実味を帯びてくる
- 70%~80%が実現できれば10年以内も夢じゃない。
年に10%程度の貯蓄だと老後の安泰くらいしか獲得できないです。
名著バビロンの大富豪では、お金持ちになる方法の最初の授業で
「収入の10分の1を貯蓄することだ!」
という名言があります。
現代社会ではそれだけでは老後が困らないくらい。
これは人生の途中でお金を使ってきたことを意味します。よいお金の使い方が出来ていれば、それでも十分かもしれませんね。これはこれで良い生き方の1つと言えます。
ここで「FIRE」に焦点を戻します。FIREはその名のとおりRetire Early(早期退職)というキーワードがあります。
目指している多くの方は、
- できるだけ若いうちに会社から脱出したい
- 自分の人生を自由に歩きたい
- 生殺与奪の権を他人に委ねたくない
こんな風に考えています。
老後ではなく、早くにリタイアしたいっ!
若いうちにFIREを達成するためには、この貯蓄率の割合を高める必要があります。
日本国内のFIRE先駆者である三菱サラリーマンこと、穂高唯希さんの名言で
明日は給料日。収入の8割をせっせと株式買付にまわす単純な作業。そうして配当収入の綺麗な右肩上がりのグラフが描かれていく。いかに若年期に投下資本を蓄積できるか、もうそれに尽きるんやで。
引用:穂高 唯希|Yuiki Hotaka (@FREETONSHA) · Twitter
とのツイートがあります。
8割とは驚異的ですが、穂高さんの場合はなんと30歳前にFIREを達成されています。
元本を貯めるスピードが重要
出典:『FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド』
このグラフではもう1つ大切なことがあります。
それは投資のリターンは早期退職にはそこまで重要ではないということです。
図の右側にいくつに連れて、投資リターンの影響が少なくなっています。(80%を超えるとほぼ差がありませんよね?)
複利の力は確かに投資では重要ですが、効果を発揮するのに時間がかかるのですね。
じゃあ10%以上の利回りを得る投資対象を探そう!
と思った方はお待ちください。
通常、投資の利回りで10%というのは非常に高利回り(場合によっては詐欺)にあたりますから、3~5%を現実的な値として考えましょう。
何が言いたいかというと、「収入を上げること」「生活水準を低い位置で保つこと」の方が重要度が高いということです。
如何に早く元本を作るかが問われる
何だよ!結局、
- 高収入になるか
- 仙人みたいな生活するか
しないとFIREなんて無理じゃないか!
そう思うかもしれませんね。
いやまあ極論はその通りです。お金の総合力が身につかなければFIREは厳しいでしょう。
ただここで諦めるか、それとも目指すことで「行動」が変わるかは自分次第。
この数字だけ見て無理かどうかを判断するのではなく、行動してみるしかないと思います。
まずは目指して行動してみることが大事だ!
今後のアクション

ここまでのおさらい
- 指標として貯蓄率がもっとも重要
- 早期退職なら50%以上は欲しい
- 超早期なら70%~80%は欲しい
- 投資リターンよりも元本を貯めることが大切
こういったことが分かりました。決して楽な道ではないことも。
ただ大事なことは、
何をして貯蓄率を改善していこうか?
これですね。
もう一度公式を振り返りましょう。
貯蓄率=「年間貯蓄額÷手取り収入」 。そして改善の方法は2つでした。
- 手取り収入を増やす
- 支出(生活費orゆとり費)を下げる
状況によって取り組む行動を変えよう!
これまた単純な話ですが
- 手取り年収500で貯蓄率50%→250万円の貯蓄
- 手取り年収1,000で貯蓄率50%→500万円の貯蓄
同じ貯蓄率が50%の2人でも、状況で取り組むべき行動が違いますね。(価値観などは一旦抜きにして)
前者であれば収入を高めることが重要です。
- 本業を頑張る
- 副業にチャレンジする
- ポイ活する
サラリーマンが本業を頑張る理由は以下の記事で述べています。
後者であれば、支出を抑えられないか検討してみることですね。
変動費や固定費を見直すことで改善できるかもしれません。
もちろん、両方とも取り組むこともありです!
現状を変えるのは、いつでも小さな積み重ねの繰り返しからです。
自分の状況に合わせて取り組むべきことを明確にして進みましょう!
ちなみに2021年のブルース家の貯蓄率は65%前後です。
これもすぐに実現できたわけではなく、コツコツ取り組んで少しずつ上げて来ました。
今後の努力次第では10年弱でサイドFIREが実現できるかも!?
我が家では消費をこれ以上抑えることは難しいので、収入UPがカギになりそうです。
もちろん投資にも取り組むべき
投資は重要度が低いと書きました。
すみません。あれは嘘です。笑
「稼ぐ」「貯める」の2つと比較したら重要度が低い。ということですので投資も必須科目です!
投資に頼りすぎる必要はありませんが、インデックスファンドへの投資であれば時間も労力も殆どかかりません。
お金を増やす補助には必ずなってくれますので、投資も一日でも早く取り組みましょう!
書籍敗者のゲームからインデックスファンドへの投資がなぜ良いか学ぶことができます。
株式投資の始め方についても記事にしています。ぜひ始めるきっかけになれば幸いです。
まとめ
まとめです。
- 貯蓄率別のリタイアまでの年数→70%~80%なら10年以内のリタイアもある!
- 投資よりも「稼ぐ」「貯める」ことの方が大切。自分の状況にあわせた必要なアクションをしよう!
- 複利の力を働かせるため投資も重要。お金にも働いてもらおう!
今回は貯蓄率について述べてきました。
この数字を数%変えることで、リタイアまでの期間を何年も改善することができます。
- 自分の家計がどんな状況なのか?
- どうすれば改善されるのか?
- 次に行うべきアクションは何か?
この積み重ねこそが、経済的自由への近道です!
今回の記事が皆さんのFIRE達成のために、お役に立てたらうれしいです。
これからもFIRE目指して一緒に頑張っていきましょう!!それではまた。