この記事は2021年8月21日にリライトしました。
皆さん、こんにちは。ブルースです🦇(ブルースTwitter)
FIREって現実的じゃないよね?
1億円くらい必要なんじゃないの??
そんな風に考えている方のための記事です。
FIREとは
- Financial (金銭的な、経済的な)
- Independence (独立、自立)
- Retire (引退、退職)
- Early (早期の、早めの)
という経済的自立を早期に達成して、残りの人生の選択肢を増やす生き方です。
まだFIREを知らないという方は以下の記事をご覧ください。
目次
サイドFIREを目指している私が解説するぞ!
サイドFIREは再現性が高く狙いやすい
好きな仕事で幸福度を高めながらFIREするには最適

サイドFIREってなに?
r>g
FIRE界隈では有名ですが
r>g という不等式があります。
これは経済学者トマ・ピケティ著の「21世紀の資本」という本に書かれています。
- r=資本収益率
- g=経済成長率
資本の成長は経済の成長を上回る。という理論です。
つまり資本主義社会では富の格差は拡大していくので
- 資本を持つものはどんどんお金持ちになり
- 資本を持たないものは相対的に貧しくなる
こんな考え方ですね。
資本家を持つことが重要ということだ!
資産収入だけで暮らすのは現実的か?
r>g は分かりました。
でも具体的にどういうこと?と思いますよね。
FIREの重要なポイントとして
- 生活費の25年分の資産を用意する
- 資産を利回り4%で運用に回す
- 資産収入>生活費
を成立させるという考え方があります。
投資した資産から4%の資産を取り崩しながら生活する「4%ルール」が有名です。
クリスティー・シェンさん著書から確認できます。
「FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド」
でもこれは「言うは易く行うは難し」です。
なぜなら、蓄財する金額が高すぎるからです。
どれくらい必要なのかですが、生活費別でざっくり以下のようになります。
- 月間20万円→年間→240万円→6000万円
- 月間30万円→年間→360万円→9000万円
- 月間40万円→年間→480万円→1億2000万円
老後2000万円問題どうのこうの言っているくらいですから、日本人の平均的な年収を考えると厳しいですね。
一生働いても到達できない可能性もあります。
そこで登場するのが
俺たちのサイドFIRE!!!
というわけです(^^)v
資産収入では足りない分を働いて補おうよ!
というのがサイドFIREの発想ですね。
ざっくり生活費の半分を労働収入で補うだけでも必要な資産が半分になります。
サイドFIREの魅力をみていこう!

サイドFIREのメリット4つ
私はサイドFIREのメリットは4つあると考えます。
- 好きな仕事にチャレンジできる
- 働くことは人生を充実させる
- 必要資産が少なく早く達成できる
- 純粋なFIREよりリスクが低い
①好きな仕事にチャレンジできる
「いまの仕事が好き」って声を大にして言える人は決して多くないと考えます。
- 給料がいいから
- 他に入る会社がなかったから
- 生活費を稼ぐために仕方なく
そんな理由で本当はやりたい仕事、興味がある仕事があるのにチャレンジできていない方も多いのではないでしょうか?
収入が下がってしまうことに臆病になるのは当然といえます。
でも一度しかない人生です。
どうしてもやりたい仕事があるなら挑戦は早い方がよいです。
サイドFIREを達成するくらいの資産が貯まっていれば、労働収入が落ちても資産収入が賄ってくれるので安心感が高まります。
心からやりたいことがあるならば、サイドFIREをきっかけにチャレンジする価値はあると考えます。
仕事が好きってなったら人生も楽しくなる
②働くことは人生を充実させる
私の主観ですが、FIREを目指す人でも
私、働くの嫌いなのよね。
という人は比較的少ないように感じます。
「部分的に仕事に嫌なことがある」という人がほとんどです。
- 残業が多い
- 人間関係が合わない人がいる
- 仕事の内容が面白くない
- 働く時間が自分の好きな時間ではない
- 決定権が自分になく選べない
理由は色々です。
裏を返すと、この嫌な部分がなければ「働くことは好き」という人も多いのではないでしょうか?
私もFIREを目指していますが仕事は好きです(^^)
仕事は人生を充実させる非常に大切なツールです。
- 社会に貢献できる
- 適度な労働は身体に良い
- 良好な人間関係は精神に好影響
- 暇も潰せる
実は良いこともいっぱいあるんですね。
悪い面がそれを打ち消しているだけかもしれませんね。
物事を悪い面だけで捉えないようにしなければなりません。
また人間的な成長は仕事を通じて得られました。
- 上司から教わる
- 部下に教える
- 同じ目標に向かってチームで進む
- 同僚と苦楽をともにする
- 取引先様とのコミュニケーション
この過程のなかで、キツイことや嫌なことも勿論ありましたが、乗り越えた時の成長実感は確実にあります。
雇われでも、フリーランスでも良いと思います。
サイドFIREを目指す過程で、自分が心地よいと思える環境の仕事を見つけることができれば、幸福度も高めながらセミリタイアを実現できるでしょう。
また反対意見として、
自分は仕事に楽しさとかやりがいなんていらないよ。。。
という人もいますね。それはそれでOKかと。
特に働くことが好きじゃなくても
- 残業がない
- 働く時間が自由
- 1人で作業できる
こんな基準で仕事を選ぶのもよいでしょう。
③必要資産が少なく早く達成できる
FIREを達成するには一例で以下の金融資産が必要であると述べました。
- 月間20万円→年間240万円→6000万円
- 月間30万円→年間360万円→9000万円
- 月間40万円→年間480万円→1億2000万円
個人の生活水準によりますが、ざっくり半分を労働で補えば資産も半分で済みます。
3000万円~6000万円の資産であれば投資と倹約を積み重ねれば30代、40代の達成は十分に現実味があります。
このハードルをぐっと下げられることがサイドFIREの魅力でしょう。
正しく努力すれば無理な金額じゃないぞ!
④純粋なFIREよりリスクが低い
サイドFIREは純粋なFIREよりも少ない資産で行います。
その分労働は必要ですが、リスクも下がっていると言えます。
これは「労働によるキャッシュフロー」があるからなんですね。
FIREの失敗事例として考えられるケースは以下です。
- 株価が下がって資産が減って取り崩せなくなる
- 減配されて配当金が少なくなる。(もしくは無配になる)
- 生活支出が抑えられない
株式は何年かに一度、大きな暴落をすることがあります。
2008年のリーマンショックや2020年のコロナショックなどですね^_^;
全く労働していないと無防備ですが、働いていれば労働によるキャッシュフローがあります。
この範囲で生活できるように労働量を調整も可能です。
他にも暴落時に買いを入れることで、暴落後の資産を増大させるチャンスを得られます。
暴落時に買える現金があれば資産拡大のチャンス!
また収入があると安心できる。
またFIREをしたら「思いのほか支出が抑えられなかった」ということもあり得ます。
こんな時、労働を継続していることで足りない分を補うことができるでしょう。

まとめ:副業・投資・倹約をセットで準備しよう
サイドFIREするのにも準備が必要です。
蓄財を進めるうえで1つひとつ積み上げて万全な状態を整えておきたいですね。
副業
本業をしながら独立の準備やどんな仕事が自分に合っているか探してみましょう。
これからは「個人で稼ぐ時代」です。
ジョブ型雇用やギグワークという働き方が進んでいきます。
この流れは止まりません。
そういったものに対応するためにも、自分の力で稼ぐスキルを高めておくことは必ずあなたのプラスに働くでしょう。
投資
小額からでも投資を行っておくことはFIREの近道になります。
投資といっても様々ですね。
私は株式投資をしています。
初心者でもできるインデックス投資や、ちょっと難易度は上がりますがキャッシュフローが得られる高配当株投資が好きです。
別の記事で始め方について述べています。参考になれば幸いです。
倹約
倹約はFIRE後に実現するのではなく、いまから始めておきましょう。
- 資産の増加スピードを高める
- FIRE後の生活を訓練できる
これらのポイントをイメージして倹約に取り組むのが良いでしょう。
こちらも別記事で詳しく書いていますのでご参考までにどうぞ!
予算管理の考え方は以下から。
固定費の削減については以下から。
今回の記事が皆さんのFIRE達成のために、お役に立てたらうれしいです。
これからもFIRE目指して一緒に頑張っていきましょう!!それではまた。